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0511txt公開

毎月11日の出来事を(自分を観察する)観察日記のように書く試みです。

2011年3月11日をスタートとして1年間続けていきます。
プロジェクト概要を米光一成がskypeとfacebookで発表し、賛同者がメールで送ってくれたテキストをまとめたものです。

ここからダウンロードできます(無料です)。
0311text ePub版:iPhoneやiPad(iBooksなどのビュワーで読めます)
0311text PDF版

0311textの複製、配布、引用は自由です。
記名テキストなので改変は不可とします。
出所として以下のURLを読者が参照できるように明示してください。
こどものもうそうblog:0311text
http://blog.lv99.com/?eid=1081543

2011年3月11日、37人のリポートです。→39人に増えた。
*前書いてた人数は数え間違いだった(ごめん)。
以下、テキスト版です。

0511text
2011年5月11日:米光一成:東京豊島区:男46歳:二条の映画館で「ブラック・スワン」を観る。びっくりしてポップコーンをこぼしたので終わって明るくなると自分の周囲に散乱していてはずかしかった。twitterで「ブラック・スワン」のレビュー書くよーってエキサイト・レビュー編集長に宣言して、興奮したまま近くの喫茶店で書く。ポメラ持ってくればよかった。書き終わってぶらぶらしているとお漬物の寿司を見つけて食べてみたいと思うが腹具合を考えた結果サンドイッチ買って新幹線。電光掲示板ニュース、半分ぐらいが原発や放射線。2011年5月11日:小熊直人:東京都文京区:男34歳:ソファでうとうとしていたら明け方4時。ちゃんと寝なきゃとベッドに潜りこむものの5時過ぎの「ゆれくるコール」で目が覚める。震度のわりには大きな揺れ。「“11日”はやはり何かあるのか?」とつい考えてしまう。昼過ぎ、タクシーで東京タワーの前を通りかかる。タワー先端の曲がった部分がどうなったのか見たかったがまったくわからず。その後、3ヵ月ぶりに会った取引先と打合せそっちのけで納豆談義で盛り上がる。夜、新たに進める仕事で「海」「火山」をテーマにしたものがあり、時期的に大丈夫か?とデザイナーと議論。結局この日はタクシー帰り。気づけばとっくに11日は終わっていた。朝の余震以降、この日地震は起きなかった。2011年5月11日:梅田徹:横浜市:男:42歳:小雨の中、娘3歳と登園。お迎えまでの空き時間、ミスドで絶版本「原発ジプシー」(堀江邦夫)を読む。著者自らの原発下請労働体験を綴ったルポ。30年以上前の本として割り引いても、原発の実態…差別的な労働環境、放射線管理の杜撰さ、プラントとしてのお粗末さにあ然とする。午後、息子10歳の帰宅後、体験学習についての保護者向け説明会に妻と参加。今月末、5年生全員で静岡の三保松原に行くというもの。三保松原は怖い。平坦で逃げ場がない。ただ、完全ではないながら、宿泊先の変更など具体的な配慮がみられ、保留にしていた承諾書を提出、帰宅する。離職票が届いていた。2011年5月11日:深川岳志:東京杉並区:男52歳:雨が降っている。昨日の真夏日から一転して寒い。起きてすぐ近所の方と下水道配管工事の見積もりを検討。動物病院から電話があり、猫の尿検査の結果を聞く。スパゲティを作り、息子を予備校に送り出す。「古池に蛙は飛びこんだか」長谷川櫂を読み終わる。テレビの録画を見、マツコデラックスと有吉弘行の掛け合いに笑う。病院から帰宅した妻に「私の自殺願望は住宅ローンが払えずに家を失う恐怖が原因だった」と告白される。「家はただの箱だと気づいたのでもう大丈夫」。2011年5月11日:長崎友絵:新宿区・練馬区:女31歳:夫に弁当を作って送り出したあと二度寝。起きたらすでに昼をすぎていた。昼食をとりながら「徹子の部屋」を観る。佐田啓二と中井貴一が似すぎだ。15時すぎに外出。出がけに、玄関に置いたままの朝刊の見出しに目がとまる。「夏の電力各地切迫」。この2ヶ月、ほとんど新聞を読まなくなった。すみずみまで読むの好きだったのに。東武練馬のシネコンで「ブラック・スワン」を観る。水曜なので9割女性。終わったら、鼻歌と口笛がすべて「白鳥の湖」になっていた。映画好きの同僚たちにただちに勧めることにする。帰宅後、雨で濡れたスニーカーに新聞紙を丸めてつめた。新聞の購読をやめた場合、この作業と野菜の保存には何を使えばよいのだろう。2011年5月11日:高島知子:東京世田谷区:女33歳:忙しい雨の一日。朝、超特急で夕飯をつくり身支度を整えて11時に渋谷で飲食業の取材。被災地で炊き出しをした際、現地のおかあさんに「これ持ってきなさい、がんばって」と貯蔵してあったワカメを渡されたと聞く。午後、今日が87歳の誕生日の祖父宅を訪ねる。検査入院明けだが顔色は良好。夕方、赤坂で、なにか仕事したいですよと申し出たら会えることになった某誌の方々と打ち合わせ。はちみつレモンをいただく。夜、友人と、蔵前に新しくオープンした商業施設へ。友人つながりで数名の方々とあいさつし、ハートランドを飲む。相方と落ち合って帰宅後、朝のわたしがつくってくれたハヤシライスとスープを食す。送るべきメールを送って就寝。2011年5月11日(水)朝比奈綾:静岡県静岡市葵区:女38歳:朝、歯医者のために、50キロ離れた実家の町へ。雨のせいで午後のしごとが順延したので、実家に立ち寄る。母の日にネットで手配した芍薬&カーネーションがまだ咲いている。予想以上によろこばれてうれしかった。両親と新茶をのみながら、浜岡原発と、おたがいのゴールデンウィークの話。京都の話。きものの話。自宅にもどって遅いお昼。おからのサラダ、鶏の唐揚げ、五分づきのごはん。直後に黙祷の時間。前日は気温が34度あったのに、しとしと雨がふり、はだ寒い一日。帰宅後はずっと家でしごとする。夜、実家より南足柄の茶葉からセシウムが検出されたと連絡がある。実家は製茶問屋をしている。2011年5月11日:佐藤忍:タイ王国:女60歳:旅行先(カオラック)。午前3時に起き体に正紅花油を塗る。壊れて萎えたシャワーの首で眼と口を濯ぎコーヒー粉をコップに降る。村の汚い犬を触り、少し歩くと黄色の砂地のアンダマン海がTSUNAMIに似せた姿でそこにあった。セブンイレブンで豚のバーガーを温めてもらい自分で胡瓜、トマト、玉葱を挟む。その後イヤになるくらい英語を喋りとうとう頭蓋骨から脳がとろけ出した。帰りにまた犬を触り、30分仮眠する。タイ人兄弟と夕食を採り、またクソの英語を喋る。850Bは私が支払い、犬を触り8時に部屋に戻る。そして眠る。そのときもう触る犬はいない。2011年5月11日:松永肇一:三軒茶屋:男51歳:朝は会社のエレベータは使わなかったけど、夕方は久しぶりに利用した。エレベータはいいものだ。今日は打ち合わせの多い日。2つの案件が同時に来て、どういう優先度で開発をすすめるか、新しい技術をどこまで取り入れるか、頭をひねる。夜は新大久保の飲み会に向かう。2月→3月→4月と何度も延期された飲み会だけどようやく落ち着いて飲める気分になった。大学のサークルの仲間と海鮮チヂミとかチゲとかマッコリとか食べて飲む。話題は地震のこととか子供の教育のこととか。帰りの山手線も小田急線もすっかり通常ダイアに戻っている。酔っばらっていては「ポアンカレ予想」を読むのは無理なので、寝る。帰宅してから0311textのことを思い出し、PCに向かってテキストを書く。自分を褒める。2011年5月11日:小嶋智:神奈川県横浜市→東京都杉並区:男40歳:今日も暖かい。少し頭痛がする。Google Doodleはマーサ・グレアムのダンス、しばらくみとれる。今日も会議ばかりの日だった。避難所への物資配給が終わるところも多いという話をtwitterで知る。直接物資を送る「ふんばろう東日本プロジェクト」について調べる。帰りは雨が降っていた。帰ってから、小さな鋳鉄のフライパンでホタルイカのオリーブオイル煮と春菊のサラダを作って夕食にした。2011年5月11日:海猫沢めろん:東京都文京区:男36歳:昼頃起きる。いつもだと曇りの日は熟睡できるが、ここのところ眠っても悪夢ばかり。歯医者にいく日だったが、締め切り前で生活リズムがめちゃくちゃになってきたのでキャンセル。とりあえず原稿、原稿、原稿原稿原稿……ああ……まったく書けない。いやになってきたので昼飯を近所の中華屋でテイクアウトする。うまい。読書。囲碁。風呂。久しぶりに友人と電話。元気が出る。夕食は餃子、玄米、生野菜。疲れ目をやすめて寝る。2011年5月11日:柿崎俊道:東京都世田谷区:男35歳:朝6時に起床。翌週のスケジュールを決めるため、細々とメール。午前11時、電話で企画打ち合わせ。新しい商品案を進めることにする。13時30分、某所に飛び込み電話。企画の説明をし、急ぎ企画書を送る。検討してもらえるようでよかった。15時頃から数日前から考えていたコミPo!の新しいマンガをちょびちょびと進める。19時、冷蔵庫のあまった野菜とベーコンでコンソメスープを作る。うまい。20時、近所のスーパーへ夕食の買出し。道すがら、新しいマンガがどうも面白くない理由に気付く。面白いところを後出ししようとしているからだ。スープと買ってきたパンを口にしながら、自分が一番の見所だと思っている箇所をマンガの1ページ目に持ってくる。我ながら一気に面白くなる。また今日もひとつ、マンガスキルが上がってしまった。2011年5月11日:中村隆之:東京都国立市:男43歳:終日雨。前日深夜まで作業して、睡眠時間が短かったせいか朝からひどい頭痛。仕事が沢山たまっていて、朝からメール、チャット、そして曲のチェック、修正と大忙し。頭痛もあって、昼食はとらず、午後は打ち合わせに銀座まで移動した。14時46分は電車の中で通り過ぎた。世間はいたって平穏に見える。私も平穏。打ち合わせの帰りがけ山野楽器によって、ギターをウィンドショッピング。頭痛はますますひどくなって、会社に戻ってもしばらく仕事ができなかった。夜になって少し改善。dommuneで山本政志監督の番組を見ながら仕事続行。11時前、帰宅。珍しく妻が近くまで車で迎えに来てくれた。早めに就寝。2011年5月11日:朝倉かすみ:東京都豊島区:女50歳:自宅。朝5時に起きて、仕事。お昼すぎ、郵便局にいく。親に(遅い)母の日と(早い)父の日のおこづかいを振り込もうとしたのだが、銀行の通帳しか持っていなかったため、できなかった。親は、3月に上京する予定だった。母は荷造りをすませていたし、脳梗塞をわずらった父は歩く練習をしていた。延期になってしまい、かわいそうだった。おこづかい、明日、忘れずに振り込むこと。夕方、某新聞社の取材を受ける。お題は「作家になるための文章修業」。いっぱしの顔をして答えたが、「それ」をやっているときには「修業」とは思わなかった。好きでやっていただけだ。サン牧のレベルは現在67。2011年5月11日:小長谷久子:東京都世田谷区:女23歳:今日もいつものように出社。天気は雨。出社早々、ラジオで雨の歌が流れていたから、頭の中で雨の歌が流れ続けていた。もうだいぶ余震は少なくなったのか、気付きにくくなっただけなのか…隣の建物の工事で時折、床が揺れる。twitterも時々原発のことが流れてくるくらいで、以前のようにどうでもいいようなことが呟かれる。変わったことと言えば、きちんとニュースをチェックするようになったことぐらいか。そういえば、浜岡原発が停止するらしい。廃炉ではなく。地元に近いのでとても気になる。2011年5月11日:安田理央:東京都練馬区:男43歳:地震で剥がれた仕事場キッチンのタイル修理が今頃来る。AV「B級素人初撮り041ダディ、ゴメンなさい」レビュー原稿。目黒で平野勝之の新作「監督失格」試写。痺れる。青森から上京中の吹田やサチエさんなどと高円寺のバーミーで飲む。中野経由でバスで帰宅。残りのハンバーグなどで軽く飲み直し。2011年5月11日:下司智津惠:神奈川県川崎市:女性:43歳:派遣先の仕事で、朝から取材で亀戸へに向かう。電車が止まることもなく、時刻表通りに到着。取材後、別の取材で有楽町へ移動。担当者と待ち合わせて、赤坂へ。ランチにパッタイ。1200円。かなり雨が強い。帰りの赤坂駅では、一部の階段の灯りがほとんどなく、とても暗いところも。派遣先で、来週フロアを閉鎖して節電効果を確かめる予定があると言われる。雨の中、買い物して30分歩いて帰宅。途中、地元のケーキ屋で、サブレ・フロマージュを買った。夕飯はおつまみとビール。子供から、学童の先生のお母さんが亡くなったと聞く。同じ学童のママからお香典についてメールあり。宴会で飲んで帰ってきた夫に相談、もめた。2011年5月11日:星野和一:東京墨田区:男31歳:出勤前、団長を務めるアマチュア合唱団の演奏会のパンフを書く。冒頭の団長挨拶にも震災に関するコメントを、と言われたので、お見舞い文を一行と、節電等で練習施設が借りられなかった話などを書く。自分でこういった文章を公に書くのが初めてで、なんだか文章が浮ついて他人ごとに見える。PCで録音した一週間分のラジオ番組をiPhone4に移す。震災以前は出来ていたradikoのストリーム録音が出来なくなって、だいぶ作業工程が増えて不便だ。アニスパと重なってるタマフルがずっと聴けてない。録音を聴きながら編集部へ。一日早く配達された週刊少年チャンピオンを読む。バキ世界では地震は範馬勇次郎が起こしたことになっていた。2011年5月11日:藤山京子:東京中央区:女26歳:通常通り朝9時に出勤。パソコンを立ち上げて商談用の資料を作成する。隣の席の同僚が話しかけてくる。「毎月11日に大きい地震が来るし、今日も来るかもね」「最近余震が少ないからどうかな」雑談していると取引先から電話がきた。商品を多めに発注したいという内容。工場が被災して生産が安定していないことを伝える。「ほかのメーカーはそろそろ安定してきてるんだけど…」そう言われてもと思ったが丁重に謝った。2011年5月11日:渡邊宏美:東京都港区:女性33歳:東京は最高気温28度の予想。湿気が高く汗ばむ陽気。夕方からは小雨。TシャツやYシャツ姿を多くみかける。女性の足元はトレンカやストッキング、素足にサンダルの人もいた。ニュースでは福島原発の警戒区域に指定されている人たちの一時帰宅の様子が報道された。滞在時間は2時間。一枚のビニール袋にアルバムをいれている人が多い。自宅の耐震診断を受ける人が今までの4倍に増えたというニュースも耳にした。ACのCMが極端に減った。書店には震災の様子を綴った本が並ぶ。その横には心が弱ったときに読むと力が沸いてきそうな名言集のような本が積まれている。オフィスビル内のコンビニにはビールが冷やされていた。タバコは相変わらず銘柄が絞られている。2011年5月11日:浦高晃:千葉県船橋市:男34歳:深夜未明に激しい嘔吐感。トイレにげろりんちょ。晩飯からは数時間。食中毒か? まな板の除菌があまかった? ドクダミ茶で水分補給して寝直す。朝方に緊急地震速報のチャイムで目覚めるも異常なし、起きたらわりとスッキリ。じゃがいもの芽があやしい。それともストレスか。 午後アルバイト。雨だったけど、珍しく家にいたルームメイトに車で送ってもらって解決。5月の練習初回。連休中に動物園や水族館に出かけた子の土産話等。ハワイで真っ黒になってきた子アリ。最近の悩みが運動会のピラミッドで一番したになった事だって! メール数件。下読とテープ起こし依頼来た。夜はご飯炊くのに失敗。2011年5月11日:田中モトヒロ:東京都世田谷区:男27歳:朝5時40分、腹痛で目が覚めてトイレに駆け込む。連休中のネパール旅行でかかった腸炎が治らない。今日は熱も出たので、朝8時半、上司に連絡して1日休みをもらい、二度寝。起きても横になったまま読書し、頭が疲れたらiPhoneを取り出してネットを見ているうちに再び眠ってしまう。目がさめたのは4時前。ツイッターをさかのぼるのは諦め、mixiボイスをチェックすると、14時46分にマイミクで黙祷を捧げていたのは1人だけ。先月11日は10人以上いたけど、だいぶ減った。2011年5月11日:飯田和敏:東京新宿区:男42歳:「nagi」のiPhone版がリリースされた。新宿の様々な場所に持ち歩きプレイしてみた。やはり歌舞伎町あたりが断然におもしろかった。iPhone版では液晶画面をタップするとエフェクトがきれる。マイクが拾っている音、つまりiPhoneが飲み込んでいる音がダイレクトに聞こえる。それは自分の耳で聞いているものと結構違う。1年半かけて作ってきたゲームソフトが今月いよいよ期日をむかえる。震災で一度作業が中断し、動きが鈍くなっていたがここへ来て怒濤のクオリティアップ!仲間の士気が非常に高い。僕はすごいゲームを作っているかもしれないという予感のなか軽い躁状態で、もう何日も寝ていない。休んでいない。体はつかれきっている。2011年5月11日:加藤敦太:愛知県愛知郡:男23歳:起きて、シャワーを使う。半そでにしようか、でも外に出たらみっともないような、と迷う。結局、薄手の長そでをまくって暮らす。猫の毛が舞っていて、目と口に入った。手にもついていて、なかなか取れない。手を洗うとタオルにもついていた。ウェットティッシュでごまかす。仕事。マウスがべとつく。べとついてトレースが上手くできなかった。午後、ものすごい睡魔に襲われ、すこし昼寝することに。朝のまんま、猫が寝ていた。ただし伸びていた。「中」の扇風機を点けて眠る。二時間くらいで止めて、川上弘美の『真鶴』を読む。感触が気になってカバーを外して読む。夜、竹の子ごはんを炊く。処理が遅かったせいか、えぐさを感じた。2011年5月11日:三浦天紗子:東京新宿区:女47歳:自宅。仕事場の窓から激しく降り続けている雨を見ている。午前中にyoutubeでフォトジャーナリストの広河隆一さんのチェルノブイリのレポ(http://www.youtube.com/watch?v=tWWICnIQE9k)を見て動揺する。気は重いが、ここ1ヶ月ほどと同じようにパソコンに向かって文章を書きつけている。夕方、バスに乗って夫の会社の近くへ。バスの窓からなおも降り続けている雨を見て、きっと放射能が含まれているんだろう。雨を見ると、最近はいつもそう考えてしまう。一緒にコーヒーを飲んだ喫茶店に私だけ居残って、本や資料の続きを読む。8時少し前に帰途につき、夕食を作った。2011年5月11日:近藤英明:埼玉県さいたま市:男45歳:部屋の掃除を頼んでいたシルバー人材センターの人から電話。雨じゃない日にした方が、洗濯物とかするのにいいですよ、と。土曜日が晴れらしいので、その日にしてもらう。仕事の参考用に米光氏の『自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法』を読む。ヤラセみたいだが、本当だから仕方がない。夜からは、Android開発の講習会に行く。渋谷近辺。絶対領域の可愛い女の子が多い。オヤジ丸出しの感性だが、本当だから仕方がない。それともこれは誰かが俺のために開発してくれたAR技術か何かか? 雨降りだと放射能雨を連想するから、まだまだ原発のことが意識の中には強くあると思える。2011年5月11日:千野帽子:京都市中京区―兵庫県西宮市:7時起床。雨。NHK出版福田さん、堀本裕樹さん、米光一成さん、長嶋有さんにメール。ご飯を炊き、苺をハンドミキサーでジュースに。愛妻弁当を持って出勤。午前から午後にかけて1年生と2年生のフランス語の授業。京都新聞から連絡。ミステリマガジン連載ゲラチェック。角田光代『夜をゆく飛行機』中公文庫版の新帯デザインが送られてくる。夕方の会議のあと、同僚たちと打ち合わせ会食(こういう形式の会食は年に1度くらい)。帰りの電車で寝落ちる。帰宅後、燃えるゴミを纏め、洗濯機をセットし、学生の課題(百讀)6本をチェック。ブース『フィクションの修辞学』、あとちょっとで読み終わる。2011年5月11日:島影真奈美:東京新宿区:女37歳:連載案件のネタ出しと原稿。待っていたアポも確定し、一安心。先週末の宮崎牛BBQで配るはずだった「電書しおり」の編集作業にとりかかる。イラストレーターを使って、文字と写真を切ったり貼ったり。「縦中横」を選択できるタブが見つからず、右往左往。フォントをちょっと変更するだけで、本文の改行位置がずれる。夕飯は近所の定食屋でポークピカタ×エビクリームコロッケ。傘をささずに行ったら、「これ持っていって」と定食屋のおかあさんに傘を渡される。深夜ようやく電書しおり「うつわ編」が完成。ブログに写真を追加しつつ、公開。2011年5月11日:katsumaki:東京都港区:女26歳:朝8時、猫に起こされゴハンをあげる。生きた海老をもらったので早速それを刺身とパスタにする。食事の後は仕事。先日もらったリテイクを終える。午後になって宅配便が届いた。外はたくさん雨が降っていて部屋の中は湿度が高く、ベタついていて猫たちも暑そうに床で伸びていた。猫の抜け毛が多い季節なので、しっかりブラッシング。夕方、スカイプでミーティングをしながら身支度をして、外出。外は強い雨のせいかあまり人が歩いていなかった。2011年5月11日:木村裕之:東京都渋谷区:男30歳:4月に異動してから仕事が忙しい。その中で今週オフィスが渋谷へ引っ越し、更に忙しくなる。朝5時に起床するが結局疲れて7時15分まで二度寝した。地下鉄での通勤も初めてだが、JRに比べて人が少なく、また駅は暗いので朝か夜かよくわからない。オフィスは昨日無理して節電していたが5月とは思えない暑さになったため昼から冷房が入っていた。ニュースを見ると先週末から原発から黒煙が上がった、熱が下がらないなどの情報が入り、非常事態が続いていることを実感。夜は久しぶりに前部署に残った荷物を片付に行く。前部署は全社の節電命令を無視し震災前と同じように多くの人が深夜まで働いていた。2011年5月11日:唐木厚:東京都文京区:男46歳:出社後、社内の会議。続いて社内での事務処理。夕方から現在進めている新規事業の打合わせ。今日は通常より早めの帰宅。8時には家について食事。その後は、読書。いつの間にかソファで眠っていた。2011年5月11日:小林央:東京都港区:女30歳:打ち合わせのため9時10分にJR新橋駅に着く。烏森口はエスカレーターが上下とも作動していて、構内も電気が付いていた。向かった先は北海道の食材を扱う飲食店の本部で、常務に会うのは地震以来だった。ある程度内容をつめた後、地震の話題に。取引先などの被害はなかったという。話題が膨らんだため、「福島出身で」と伝えてみる。「あぁ。そう」と、急に常務の表情が変わった。眉間にしわが出来て、目尻が下がり、悲しそうな目で私を見る。「みんなは無事だったの?」と聞くので、いつものように「はい。内陸部の郡山市なので被害はそれほどでもなかったですが、会津にいる祖母が農家で、風評被害を受けているようです」と答える。2011年5月11日:佐藤福子:静岡県沼津市:女33歳:水曜日なのでお店休み。10時頃起きた。日課の地震チェック。静岡県はなし。ショップカードのイラスト完成のメールを受け、紙と枚数を決めて発注。昨日から痛い右足首がやっぱり痛い。捻挫かな、病院かなと思うもものすごい雨なので行く気がしない。動画やビデオ、テレビを見たりアプリで遊んでるうちに夜になる。食事の時くらいニュースにしてと母に言われるが、避難区域の牛など、動物のニュースが可哀想すぎて、テレビのニュースそのものが見られない。すぐにチャンネルを変えた。

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