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ニコニコ電子書籍化

 

本は滅びるのか? それとも生き残るのか?
ウンベルト・エーコは『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』のなかで、スプーンや車輪を再発明する意味なんてない。と言っています。確かに、本はハードとソフトが一体化している完成されたひとつのデバイスです……しかし……車輪やスプーンが、それ自体にしか意味がないのに対して、本というのは中身の情報のほうが重要です。さらに、本は中身によって姿を変えるものでもあります(辞書と絵本の違いを見れば明白です)。たとえば、この先、水素電池と電子ペーパーが実用化されたならばそれで文庫本を作り、随時、中身だけをダウンロードすることも可能でしょう。iPodにあたるようなデバイスが登場すればすぐに状況は変わってしまうのです。
とはいえ、それに乗っかって「本はもう終わりだ!」……などと声高に叫ぶプロパガンダは眉にツバして聞きましょう。ふつうに考えて、何事もそう簡単には滅びはしないのです。が、楽観視もできません。米国のアマゾンではすでに実体の本の売り上げを電子書籍が上回っているというデータが出ているようです(ちなみに一番のユーザーは50代以上だそうです)。理想的なのはなにかを仮想敵にすることなく、未来を見つめることなのです。というか、道具なんて適材適所だろ?(……と、いうようなことは、まあ当然、ぼくの十万倍頭の良いエーコ先生のことなので、すでに前述の書物のなかで言われているんだけど) 。

まあ、難しいことはおいといて、ニコニコが電子書籍として出ることになりました。とりあえず先行発売は、

SONYreaderの方はReaderStore
PC、スマホ、タブレット用は、大日本のhon-to.jp/ 

この二社。本で買うより少し安いです(1300円くらい?)。

ぼく自身の優先順位のなかでかなり高位にあるのが「やったことないことは、とりあえずやる」なので、新しい試みには積極的に参加していきたいと思います。

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