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Life感想戦「アンチエイジング社会のゆくえ」

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日曜夜の部室(笑)TBSラジオ文化系トークラジオLife。完全にアルツハイマー寸前の脳をなんとか活性化させるべく、今月もお邪魔してきました。

今回のテーマはアンチエイジング。

過去記事放課後、薄毛レジスタンス!薔薇と体毛炭酸パックやってみたを読めばわかるように、ぼくはアンチエイジングとかコスメとかにわりと興味があるんだけど、それは単純におもしろいからだ(ままならない人生のなかで、コントロールできることというのはなんであれ貴重である……)。

議論はアンチエイジングという言葉から、身体的、精神的、社会的な問題まで広がりました。職場の新陳代謝の問題。各業界の若手が上にいけない問題。などなど。
個人的にはNON’SHEEPの佐藤さんが仰っていた「どうせ人はいつか死ぬ……徒労感がいつも消えない。そのなかでアンチエイジングというのは意味があるのだろうか……」という発言に非常に共感(ものすごい身も蓋もない!)。でも……アンチエイジングやってるその時はなんか楽しいんです。

詳しくはポッドキャストで!

あとは、今回言い忘れたこと(というか、告知ustで思い出して話したんだけどね……)。

・大人とはなにか

「大人」っていうのはなんなんだろう? それと対になる「子供」ってなんだ? ということを考えて、番組前に、積ん読になっていたフランスの歴史学者フィリップ・アリエスの〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活をパラパラ読んでみた。この本、以前仲俣さんがLifeで紹介してたんだけど、非常に面白かった(あとでちゃんと読もう)。

〈子供〉の誕生―アンシァン・レジーム期の子供と家族生活「教育」の誕生

この本によると、中世ヨーロッパには「子ども」という概念はなかったらしく、それは学校が作られてから産まれた概念だという(あくまで西洋なので、日本ではどうだかわからん。あと、この学説にもむろん批判がある)。
中世では、現代の小学生くらいの年齢になると、大人とみなされていた。そのくらいの歳になると、言葉が喋れて労働に参加できる。要するに、中世において大人になるってことは、精神的な成熟など関係なくて、労働力としてカウントできるということなわけだ。
うーん、シンプルな時代だったんだな……シンプルすぎる気がしなくもないが……。
とはいえ、現代では働けることだけが大人の条件ではない。それは社会と人間が密接だった時代の話。とはいえ、やっぱ30超えたら大人なんだよな……というのがぼくの中ではシンプルな事実です。精神とか趣味とか社会的地位とか関係ない。だから大人がいなくなったとかいう話は、あんまりピンと来ない(大人になろうとしてる人の大人像を聞くと、たまにニーチェの超人くらい大人をなんかすごいものだと思いすぎてることがあって恐ろしい……)。
番組内外伝でも言ったけど、岡田斗司夫が90年代に言ってた「ぼくらオタクは子供なんじゃない。新しい形の大人なんだ」というのが、もはや当然のようになっているこの時代。ぼく個人としては、大人かどうか問われれば、社会的にはそうなんじゃないすかねと答えるしかない。

ちなみにぼくの思う大人は菊地成孔さんです。

歌舞伎町のミッドナイト・フットボール -世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間- (小学館文庫)

成熟してるんだけど未熟を演じてるような、そういう貴族的なところがオトナっぽい……あと、酒飲んでJAZZやってるヒトは、みんな大人っぽいよね……(すいません、全部勝手なイメージです)。

そんなわけで、今回も出演者ならびにスタッフのみなさまありがとうございました!
また機会があればお邪魔させてください。

あと、ustでも告知しましたが、今週土曜に斎藤環先生の本のイベントを荻窪で行います。東京のLifeリスナーの方はぜひいらしてください。お待ちしております! ではではまた!

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Posted in life感想戦, その他.

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