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0311text(電書版・テキスト版)無料公開

■0611テキスト公開です。
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毎月11日の出来事を(自分を観察する)観察日記のように書く試みです。
2011年3月11日をスタートとして1年間続けていきます。
プロジェクト概要を米光一成がskypeとfacebookで発表し、賛同者がメールで送ってくれたテキストをまとめたものです。

ここからダウンロードできます(無料です)。
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0311textの複製、配布、引用は自由です。
記名テキストなので改変は不可とします。
出所として以下のURLを読者が参照できるように明示してください。
こどものもうそうblog:0311text
http://blog.lv99.com/?eid=1081543

2011年3月11日、37人のリポートです。→39人に増えた。
*前書いてた人数は数え間違いだった(ごめん)。
以下、テキスト版です。

0611text
2011年6月11日:米光一成:東京豊島区:男46歳:宣伝会議の編集ライター講座の講師。80人強でワークショップ。発想のトレーニングをして、サウンドスケープ。ものすごく刺激的だった。その人がその場所にいることで聞こえるただ唯一の音があることが理解されることの驚きと、それを共有できた空間の強さ。そこにいるあなたは唯一無二なのだということを、どうしてぼくたちはいつも忘れてしまうのだろう。講座の後、質問やらなんやらで残ってくれてた人数が減ったところで茶店へ行って雑談。2011年6月11日:小熊直人:東京都文京区:男34歳:9時起床。午前中はテレビを眺めながらボーッと過ごす。午後、西武池袋で父の日のプレゼント探し。毎年焼酎を送っていたのだが、今年は手術したばかりのため服に変更。夏のエコ節電アイテムとしてテレビでも特集されていた「おしゃれステテコ」売場の活気がすごい。父が選ばなそうなピンク地のステテコを購入後、お茶でも飲もうかと屋上テラスに登ってみたらビアガーデンがもう始まっていた。17時、フットサルのため新宿三越屋上へ移動。途中、紀伊國屋書店の前の道路に警察の装甲車が5台以上並ぶ異様な光景を見て、アルタ前で反原発デモをしていたことを思い出す。21時、フットサル終了。三越を出たら装甲車はまだ並んでいた。2011年6月11日:梅田徹:横浜市:男:42歳:朝から息子10歳と二人で日本科学未来館に行く。新橋駅で初めて、未来館がこの日3ヶ月ぶりの開館であることを知る。シンボル展示「ジオ・コスモス」、アシモの挨拶などを観たあと、東京理科大生によるサイエンスフェア「みらい研究室2011」へ。生物学・数学・天文学・電子工学…。さまざまなテーマ、ワークショップがある中、息子の心はほぼ終日「ニソコン」会場の二足歩行ロボットたちにあった。秋葉原のロボット専門店の店長と知り合い、名刺をいただく。帰り、1日遅れで復刊「WIRED」誌を購入。夜、かろうじて思い出し、遅い時間に妹に電話。誕生日おめでとうを言う。2011年6月11日:深川岳志:東京杉並区:男52歳:妻に頼まれ歯科に紹介状を取りに行く。帰りにカボチャと干し椎茸と挽肉を買った。「OurChoice」をダウンロード。「法医学捜査班」6話、7話。「心理探偵フィッツ」の26話、27話を観る。フィッツは戦争後遺症がテーマでアメリカ人を徹底批判した内容。山積みになっていた衣類を洗濯乾燥し夕食に具だくさんのうどんを作った。仕事と向き合う気力がなく「ヒューマン・ターゲット」も観てしまう。こちらはアメリカのよくできたエンターテインメント。いまところ私は人間の心の暗闇と苦痛にみちた日常を描く英国ドラマに傾いている。夜中に息子と絵文字文化について対話。数冊の本を渡す。2011年6月11日:長崎友絵:東京板橋区・新宿区・千代田区:女32歳:「午後から曇り」の予報にかけて、小降りのなか傘を持たずに出社。めがねについた水滴をみた同僚が苦笑していた。この雨粒にも放射性物質が含まれているのだろうか。コンサートでの物販のため、午後から日比谷野音へ。予報どおり、雨あがる。荷物を積んだ重いキャリアーは同行の男性に頼んだ。序盤、MCが全国で行われているデモに言及。Twitterでは新宿のデモの写真が流れてきた。チンドン屋が先頭きってねり歩いている。あちらでも音楽が流れている。「アンコールはありません。気をつけて帰って下さい。」の一声で、さっぱりと終演。21時ごろ撤収、軽くなったキャリアーを引いて地下鉄の駅へ歩く。途中、雲の切れ間から月が見えた。2011年6月11日:高島知子:東京世田谷区:女33歳:特別に差し迫った仕事のない土曜日。録画しておいたAKB48の深夜番組で総選挙の様子を見て、壇上で泣きながら語る姿にもらい泣きする。夕方、自転車で恵比寿へ。アトレの有隣堂へ行き、前日に発売になった編集を担当した新書の様子を確認、「新書ベストランキング」のパネル下に置かれていて小躍り。許可を得て写真を撮る。その後アート施設のNadiff内G/Pギャラリーにて、友人の写真家・小山泰介くんのトークライブを聞く。名和晃平さんとコラボした作品群「SANDWICHTextures」の、名和さんが使う大小多数の水晶をインクに浸して撮ったものは、水晶が月のようにも蛍の光のようにも見える。白いインクに浸したものは細胞のよう。2011年6月11日(水)朝比奈綾:静岡県静岡市葵区:女38歳:昨日から起きている。今日から3日間夫と東京に行くので、その間のしごとを前倒しでコツコツと。なかなか終わらない。エクスプレスカードの予約を2回変えて新幹線の予約を遅らせる。午前中、東海道新幹線は大雨で一時止まっていたらしい。駅にむかう途中、中央郵便局に寄る。速足だったせいで「速達なら大阪より西でも明日届くんでしょうか」などと窓口に確認している間も汗がふきだす。郵便局はエアコンを切っている。4月に来たときと同じく、東京駅はうす暗かった。暗くても不自由な感じはしない。でも眠くなる。マスクをしているひとは新幹線のホームに1人いた。2011年6月11日:佐藤忍:東京目黒区:女60歳:渋谷区。松田里奈Vn.と金子鈴太郎Vc.の私的なコンサートに招かれた。表参道のフォトスタジオ。246にチャリを停めようとすると鍵を忘れて来ていた。薬局で教えてもらった金物屋は歩道橋の先にあった。やっと席に着く。バッハ、ピアソラ、ラヴェル、ヘンデルの楽曲が圧倒的に耳に迫る。その後人々は食物飲物を買いにいったん巷に散った。小じゃれたタコ焼き2箱を買って戻るともう即席のテーブルに載り切らないほどだ。自分はチャリだったのでお茶にした。9時で失礼した。再びび246の歩道に立つと夜風が暖かい。新しい鍵の番号を思い出せない。番号プレートは? 小銭と一緒に震災義援金のカゴの中だと気付く。階段を降りる。カゴにはなかった。その小片は床にあった。「1463」だった。2011年6月11日:松永肇一:蒲田:男51歳:文学フリマの日。電書が届くのを待つ。フリマの開場は10時なのに11時になっても電書は来ない。催促のメールを出して、朝ご飯。娘がスクランブルエッグを作るのを手伝う。そこへ電書が届いたので、トーストを焼いている間にPCに向かって設定。もうひとつの電書は間に合わなかったようだ。トーストを食べてフリマの会場に向かう。今年の「bnkr」は、売り上げが伸び悩んでいる。判型、テーマ、売り子、陳列の仕方をあれこれ考えるが結論は出ない。会場で目のあった青年の売る「俺の不都合な生活」を買ったら満面の笑みで感謝される。もう夕方だったが売れたのは二冊目だそうだ。打ち上げでビールを飲んで帰宅。2011年6月11日:仔芝健:神奈川県川崎市:男26歳:某心療内科。木目調の扉の中から「どうぞ」と声が聞こえ、僕は扉を開ける。窓の外は薄暗かったが、照明のおかげでデスクと本棚しかないシンプルな部屋の角まで見渡すことが出来た。デスクに座ったガリガリに痩せた女性は、僕の方をちらりとも見ずにパソコンのキーボードを叩きながら「調子はどう?」と聞いた。僕は隣の椅子に座り、良好だと答えると、彼女はこちらを振り向き「そう、良かった」と笑顔を見せた。一通り近況を報告し、お礼を言って部屋を出ようとした時「あの大震災から、東京でも患者さんが増えているのよ」と彼女は呟いた。僕は曖昧な返事をして、待合室へと戻った。2011年6月11日:海猫沢めろん:東京都文京区:男36歳:自宅。このところ微妙に目覚めが悪い。起きてまず軽く昼食。あなごめしと豆腐入り回鍋肉、野菜スティック。図書館へ。平凡社『シュルツ全小説』返却。予約していた「ワルツ・フォー・デビイ+4」を受け取る。帰りに薬局で蚊取り線香を買う。家に帰って遅れている原稿の続き。どうにか明日終わらせたい。夕方ランニングに行く気にならず、永沢哲『瞑想する脳科学』すこし読み進める。夕食はキャベツ麻婆と玄米。夜、弟とその彼女がやってくる。婚姻届の保証人サインする。風呂に入って寝る。2011年6月11日:柿崎俊道:東京都世田谷区:男35歳:早朝に起きて、コミPo!マンガを進める。昼、お友達のひかるちゃん先生が教えているプレゼンテーション技法(技能?)に誘われて、湘南台の慶応大学SFCへ。大学生たちに交じり、ワークショップを受ける。622に予定している「アニソンクレイジーパワーナイト」の宣伝も兼ねていたつもりだったが、宣伝になったかどうか。その後、駅近くの「やっさいもっさい」で学生たちと飲み会。帰り際、「海合宿も来ますよね!?」と学生たちから誘われるが、こういう元気なノリはもう無理かも、と笑ってごまかす。夕方、疲れて帰宅。家に戻り、コミPo!マンガを粛々と進める。2011年6月11日:中村隆之:東京都国分寺市:男43歳:自宅、土曜日なのですこしのんびり。午前中、次女と長男と近所の”けやきモール”に、昼食の食材と息子の傘の買い出し。リニューアルオープンしたスーパーで買い物、茨城産果物の安売りが目に入る。帰宅して、特製ラーメンを調理、自画自賛。午後、次女を耳鼻科と塾へ送る。そのまま僕は、”同化p”の同人誌を作ってくれるというメンバーと合流。会社で、木曜日に続き2度目のインタビューを4時間にわたり受ける。19時すぎに帰宅、久しぶりに家族揃って夕食。深夜、AppleTVにて、”TRON LEGACY”を一人で鑑賞。2011年6月11日:朝倉かすみ:東京都豊島区:女50歳:自宅。お昼ころ起きて、仕事。連日朝5時起床をつづけていたのに、昨日からストップ。無念である。震災関係で、このところ気になるのは、「このたびの東日本大震災で被災されたかたがたへのお見舞い」を挨拶文冒頭に持ってくること。某社から届いた人事異動を知らせる葉書も、キッチリ持ってきていた。「そんななか、弊社では人事異動を」と本文に入っていくのだが、なんかふしぎ。「かたち」というものの、ふしぎ。原稿を書くあいまに、日に何度も何度も何度もログインするmixiアプリ・サンシャイン牧場の畑レベルは「これにて打ち止め」の70に到達。なお、畜産のレベルは現在46。2011年6月11日:小長谷久子:東京都世田谷区:女23歳:朝方まで作業し、昼頃起床。休みなのをいいことに、更に二度寝。そういえば今日は11日だと気付く。twitterで「きょうは6月11日か。」とつぶやく。のろのろと洗濯やしたくをすませ、17時半青山一丁目で待ち合わせる。目的のお店を出ると、周辺をうろうろしたり時々写真を撮ったりして時間を過ごす。閑散とした駅ビルの地味な喫茶店でお腹を満たし、席の近くに置いてあったオセロで一戦交える。わたしの圧勝だった。新宿で本屋に寄り、目当てのものを購入し京王線に乗り込む。2011年6月11日:下司智津惠:神奈川県川崎市:女性:43歳:8時半ごろ起床。学童の特別プログラムで、レスリング教室に参加する娘用のお弁当を詰めてから、授業参観と懇談会、PTA主催の懇親会のため、息子の中学へ。雨の中、3時間目の英語の途中で到着。息子と同じクラブで同じクラスのお母さん達に会い、ランチの約束をする。学食でお昼。塩ラーメン。学年委員で待ち合わせて、懇親会のお茶とお菓子を受け取りにいく。全体会で入試に受けたコース選択の話などを聞いたあと、各教室で中間テストの結果をもらった。全体会では、放射線測定の話もあった。いろいろ気を使いつつ懇親会。終了後、PTA便りに載せる先生方の写真を撮りに回る。チーズとトルティーヤチップとアイスを買って帰宅。息子作のパスタと白ワインで夕飯。デザートに宇治金時を食べた。2011年6月11日:藤山京子:東京台東区:女26歳:12日の文学フリマのために電書を作る。ポスターも作る。チラシも作る。チラシに煽り文句を書く。「取調室で僕と握手!」何となく文学フリマホームページを見ると、次回は11月で規模が大きくなるとトップページに。次は何のテーマで本を出そうか、後輩としゃべる。昨日の飲み会で食べ過ぎたせいか、胃が重い。でも今日も飲み会。明日も飲み会。多分明後日も飲み会。2011年6月11日:飯田和敏:新宿;男42歳:午前中、震災で全壊した海中水族館の復興計画を知ったので頼まれてもいないのに勝手にあたらしい水槽を妄想。現実と虚構の魚が同等に飼育される水槽…、鑑賞者の思いが時空を超えて攪拌されていく水槽…。午後は新宿のサウンドデモに参加。大ガード下に進入したところで『ロック”ザ”カスバ』がスピンされた。高架下でしかありえない複雑な反響と頭上を通過する電車の轟音が合成される。この路線は人身事故がやたらと多い。大ガード下には数人の特定のホームレスが定住している。彼らが横になっている傍らを推定2万人のデモ参加者が通過していく。何事もないというクラッシュ。夜はバンド練習。じゃがたらの『みちくさ』、「とんだところでみちくさしちまったぜ」を反復。2011年6月11日:加藤敦太:愛知県愛知郡:男23歳:よく眠り、昼過ぎに起きる。起きてスリッパを見ると奥のほうに猫の毛玉汁が入っていた。夏を感じる。100円のぼろぼろのだったので、洗うよりか買い換えることに。昼食後、録画したTV番組を観る。締め切りを確かめて、モニター文を書くのは明日にする。その後外出。お歳暮の予約に近くのイオンに行く。クーラーがぬるい。石屋の店頭のビリケンをさわってから食品売場に。青果コーナーからドリアンが消えていておどろく。お歳暮注文後、がらがらを回させてもらったら取っ手にさわった瞬間に白い玉が出て落ちこんだ。ぽたぽた焼きもらって帰宅。2011年6月11日:三浦天紗子:東京都新宿区:女47歳:午前中は雨。傘を差して渋谷にあるダンススタジオへ。イベント用の練習を終えて、同じビルにあるカフェでお昼を食べる。混雑しがちな渋谷のカフェのわりに、座席数も多くて穴場。偶然見つけたことを喜ぶ。ランチの後、山手線に乗って目白で一度下車、自宅へ戻ってレインブーツをスタッズ付きのパンプスに履き替える。自宅前からバスで池袋に移動。たまらなく眠くて、寝ててバス停を降り損ねる。月一回の書評講座の日。ゲスト書評家は円堂都司昭さん。打ち上げは「北海道」という居酒屋にて。放射能や地震に心のどこかでおびえながら、日常が戻ってきている。夜9時半頃帰宅。明日は福島に行く。寝る前にその準備。2011年6月11日:近藤英明:埼玉県さいたま市:男45歳:体調不良で、ほとんど床に臥せっていたような一日だった。梅雨による湿気と、クーラーを入れたせいもあるようだ。時折、起きてCSでニュースや映画を見る。「あの胸にもういちど」という映画の主演女優が、革ジャンでバイクを乗り回すシーンを見て、峰不二子の元ネタはこれかな? と思う。たくさん映画を見ていると、色々な発見がある。それが一体自分にとって何の役に立つのかは不明だが。原発関係は、あまり意識にのぼらなくなった。むしろこの観察日記のことを考えると、意識に浮上する感じになっている。中部大学の武田邦彦教授という人のブログ以外はあまり見ない、というスタンスであえて情報をしぼっているせいかもしれない。2011年6月11日:千野帽子:京都市中京区→長野県飯田市→東京都新宿区:男46歳:5時40分起床、細君の手を煩わしつつ朝食。新幹線で名古屋へ。名鉄バスセンターから高速バスで長野県飯田市伊賀良バス停に9時45分着。2鞍乗馬。午前中はグリッドワークで、生まれて初めてクロスバーを飛ぶ。おもしろい、けど目の前で友人が落馬してプロテクタのエアバッグが膨らむのを見たので、障碍馬術への志向が湧くほどではない。午後の課題は駈歩発進。夕方、伊賀良バス停より高速バスで新宿に9時過ぎに到着。角川書店から翌日の文学フリマ手売り用『読まず嫌い。』がホテル宛に届いている。「東京マッハ」の準備をして就寝。本日の読書、ノースロップ・フライ『批評の解剖』の「第三エッセイ」冒頭部。2011年6月11日:島影真奈美:東京新宿区:女37歳:翌12日に控えた文学フリマの準備。イラストレーターで貼りこんだ画像が一カ所だけキレイにPDF変換されず悪戦苦闘。フォトショップで画像を加工したり、印刷してスキャナでとりこんでみたりしてみる。そういうしているうちに取材の時間。恵比寿に向かう。外はどしゃぶり。取材相手の方は同郷で、大学も同じ。仙台と剣道の話で盛り上がる。取材が終わり、外に出るとすっかり雨が上がっていた。恵比寿ガーデンプレイスのベンチに座ってもらい、撮影。事務所に戻り、再び電書制作。MacBookProに向かい続けて1日が終わる。でも、電書制作は終わらず。2011年6月11日:katsumaki:東京都港区:女26歳:昼過ぎに目覚め、日ごろたまった疲れを癒しに整体へ行く。帰宅後は今度のイベントに備えて作業をしたり、たまっていた細々とした用事を済ませる。それから、古くなった枕を処分したので次に買う枕をネットで物色した。部屋では暑さと湿度の高さで長毛種の猫がツラそうにしていたためクーラーをつけてあげた。部屋を冷やすと、先ほどまでの様子が嘘のように猫が元気になった。2011年6月11日:山田新:東京都杉並区:男41歳:飯能。会社のゴルフコンペで飯能まで。花見の時期にあったような自粛ムードもいつのまにか薄まり、普通にゴルフコンペが行われるようになった。朝方は激しい雨だったが、なんとか無事にラウンドを終える。帰宅後、まだ赤ちゃんが起きていたのでしばらく遊ぶ。しきりにおしりを持ち上げて、頭から床に突っ込むことを繰り返す。あと腕の使い方を覚えたら這い這いを始めそう。そろそろ柵囲いが必要になってきた。赤ちゃんが寝た後、録画してあったジャックニコルソン主演の映画「さすらいの二人」をみる。2011年6月11日:木村裕之:東京都渋谷区:男30歳:仕事が大変忙しい状況にあり、土曜だが朝から出社する。朝から雨。他の人もきているかと思ったが、しばらく自分だけであった。昼から、現状の進捗について外部の方と電話やスカイプでやりとりを行う。やりとりの最後、夜になり外部の方のお母様が未明に亡くなられ、明日からお葬式であることを聞く。そういう状況であるのに無理に仕事をお願いする状況が先週から続いており、呆然とする。別の方も、プロデビューの案件を抱えながらこちらの仕事を手伝っている。同僚の一人もこなかったし、あまり今日は進まなかった。だが、香典だけは渡しに行こうと思い、深夜にオフィスを離れた。2011年6月11日:唐木厚:埼玉県所沢市:男46歳:ゴルフ場:今日は社内のコンペのため、朝からゴルフ場に向かう。場所は飯能なので自宅からは近い。午前中は雨の中のラウンド。初めてのコースで、コンディションも悪かったため苦労する。終了後は、飯能駅の近くで打ち上げ。7時ごろ帰宅。『信長協奏曲』2~4巻を読む。続けて、「新宿鮫」シリーズの新刊『絆回廊』を読む。2011年6月11日:佐藤福子:静岡県沼津市→伊豆高原:女33歳:目覚ましより前に雨風が窓を叩きつける音がして、まじかよー!と思いながら起きる。夜まで何も出来ないと思ってFacebookに立ち上げたダレン・クリスのファンページに1枚写真を載せてから出社、会場へ出発。天気は嵐のまま。天候による設置場所の変更が多々あり、ちょっとどたばたする。不思議なことに、お客様がいらっしゃったり新郎新婦がお写真を撮ったりする時間だけ小雨になったり晴れたりするので、気合勝ちだと思う。移動中知り合いの茶畑の前を通り、今年お茶どうなるんだろうと話す。知り合いが当事者になると正直、規制、流通、微妙なライン、確実にダメ、全てがわからなくなった。

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2011年3月11日、37人のリポートです。→39人に増えた。
*前書いてた人数は数え間違いだった(ごめん)。
以下、テキスト版です。

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2011年5月11日:米光一成:東京豊島区:男46歳:二条の映画館で「ブラック・スワン」を観る。びっくりしてポップコーンをこぼしたので終わって明るくなると自分の周囲に散乱していてはずかしかった。twitterで「ブラック・スワン」のレビュー書くよーってエキサイト・レビュー編集長に宣言して、興奮したまま近くの喫茶店で書く。ポメラ持ってくればよかった。書き終わってぶらぶらしているとお漬物の寿司を見つけて食べてみたいと思うが腹具合を考えた結果サンドイッチ買って新幹線。電光掲示板ニュース、半分ぐらいが原発や放射線。2011年5月11日:小熊直人:東京都文京区:男34歳:ソファでうとうとしていたら明け方4時。ちゃんと寝なきゃとベッドに潜りこむものの5時過ぎの「ゆれくるコール」で目が覚める。震度のわりには大きな揺れ。「“11日”はやはり何かあるのか?」とつい考えてしまう。昼過ぎ、タクシーで東京タワーの前を通りかかる。タワー先端の曲がった部分がどうなったのか見たかったがまったくわからず。その後、3ヵ月ぶりに会った取引先と打合せそっちのけで納豆談義で盛り上がる。夜、新たに進める仕事で「海」「火山」をテーマにしたものがあり、時期的に大丈夫か?とデザイナーと議論。結局この日はタクシー帰り。気づけばとっくに11日は終わっていた。朝の余震以降、この日地震は起きなかった。2011年5月11日:梅田徹:横浜市:男:42歳:小雨の中、娘3歳と登園。お迎えまでの空き時間、ミスドで絶版本「原発ジプシー」(堀江邦夫)を読む。著者自らの原発下請労働体験を綴ったルポ。30年以上前の本として割り引いても、原発の実態…差別的な労働環境、放射線管理の杜撰さ、プラントとしてのお粗末さにあ然とする。午後、息子10歳の帰宅後、体験学習についての保護者向け説明会に妻と参加。今月末、5年生全員で静岡の三保松原に行くというもの。三保松原は怖い。平坦で逃げ場がない。ただ、完全ではないながら、宿泊先の変更など具体的な配慮がみられ、保留にしていた承諾書を提出、帰宅する。離職票が届いていた。2011年5月11日:深川岳志:東京杉並区:男52歳:雨が降っている。昨日の真夏日から一転して寒い。起きてすぐ近所の方と下水道配管工事の見積もりを検討。動物病院から電話があり、猫の尿検査の結果を聞く。スパゲティを作り、息子を予備校に送り出す。「古池に蛙は飛びこんだか」長谷川櫂を読み終わる。テレビの録画を見、マツコデラックスと有吉弘行の掛け合いに笑う。病院から帰宅した妻に「私の自殺願望は住宅ローンが払えずに家を失う恐怖が原因だった」と告白される。「家はただの箱だと気づいたのでもう大丈夫」。2011年5月11日:長崎友絵:新宿区・練馬区:女31歳:夫に弁当を作って送り出したあと二度寝。起きたらすでに昼をすぎていた。昼食をとりながら「徹子の部屋」を観る。佐田啓二と中井貴一が似すぎだ。15時すぎに外出。出がけに、玄関に置いたままの朝刊の見出しに目がとまる。「夏の電力各地切迫」。この2ヶ月、ほとんど新聞を読まなくなった。すみずみまで読むの好きだったのに。東武練馬のシネコンで「ブラック・スワン」を観る。水曜なので9割女性。終わったら、鼻歌と口笛がすべて「白鳥の湖」になっていた。映画好きの同僚たちにただちに勧めることにする。帰宅後、雨で濡れたスニーカーに新聞紙を丸めてつめた。新聞の購読をやめた場合、この作業と野菜の保存には何を使えばよいのだろう。2011年5月11日:高島知子:東京世田谷区:女33歳:忙しい雨の一日。朝、超特急で夕飯をつくり身支度を整えて11時に渋谷で飲食業の取材。被災地で炊き出しをした際、現地のおかあさんに「これ持ってきなさい、がんばって」と貯蔵してあったワカメを渡されたと聞く。午後、今日が87歳の誕生日の祖父宅を訪ねる。検査入院明けだが顔色は良好。夕方、赤坂で、なにか仕事したいですよと申し出たら会えることになった某誌の方々と打ち合わせ。はちみつレモンをいただく。夜、友人と、蔵前に新しくオープンした商業施設へ。友人つながりで数名の方々とあいさつし、ハートランドを飲む。相方と落ち合って帰宅後、朝のわたしがつくってくれたハヤシライスとスープを食す。送るべきメールを送って就寝。2011年5月11日(水)朝比奈綾:静岡県静岡市葵区:女38歳:朝、歯医者のために、50キロ離れた実家の町へ。雨のせいで午後のしごとが順延したので、実家に立ち寄る。母の日にネットで手配した芍薬&カーネーションがまだ咲いている。予想以上によろこばれてうれしかった。両親と新茶をのみながら、浜岡原発と、おたがいのゴールデンウィークの話。京都の話。きものの話。自宅にもどって遅いお昼。おからのサラダ、鶏の唐揚げ、五分づきのごはん。直後に黙祷の時間。前日は気温が34度あったのに、しとしと雨がふり、はだ寒い一日。帰宅後はずっと家でしごとする。夜、実家より南足柄の茶葉からセシウムが検出されたと連絡がある。実家は製茶問屋をしている。2011年5月11日:佐藤忍:タイ王国:女60歳:旅行先(カオラック)。午前3時に起き体に正紅花油を塗る。壊れて萎えたシャワーの首で眼と口を濯ぎコーヒー粉をコップに降る。村の汚い犬を触り、少し歩くと黄色の砂地のアンダマン海がTSUNAMIに似せた姿でそこにあった。セブンイレブンで豚のバーガーを温めてもらい自分で胡瓜、トマト、玉葱を挟む。その後イヤになるくらい英語を喋りとうとう頭蓋骨から脳がとろけ出した。帰りにまた犬を触り、30分仮眠する。タイ人兄弟と夕食を採り、またクソの英語を喋る。850Bは私が支払い、犬を触り8時に部屋に戻る。そして眠る。そのときもう触る犬はいない。2011年5月11日:松永肇一:三軒茶屋:男51歳:朝は会社のエレベータは使わなかったけど、夕方は久しぶりに利用した。エレベータはいいものだ。今日は打ち合わせの多い日。2つの案件が同時に来て、どういう優先度で開発をすすめるか、新しい技術をどこまで取り入れるか、頭をひねる。夜は新大久保の飲み会に向かう。2月→3月→4月と何度も延期された飲み会だけどようやく落ち着いて飲める気分になった。大学のサークルの仲間と海鮮チヂミとかチゲとかマッコリとか食べて飲む。話題は地震のこととか子供の教育のこととか。帰りの山手線も小田急線もすっかり通常ダイアに戻っている。酔っばらっていては「ポアンカレ予想」を読むのは無理なので、寝る。帰宅してから0311textのことを思い出し、PCに向かってテキストを書く。自分を褒める。2011年5月11日:小嶋智:神奈川県横浜市→東京都杉並区:男40歳:今日も暖かい。少し頭痛がする。Google Doodleはマーサ・グレアムのダンス、しばらくみとれる。今日も会議ばかりの日だった。避難所への物資配給が終わるところも多いという話をtwitterで知る。直接物資を送る「ふんばろう東日本プロジェクト」について調べる。帰りは雨が降っていた。帰ってから、小さな鋳鉄のフライパンでホタルイカのオリーブオイル煮と春菊のサラダを作って夕食にした。2011年5月11日:海猫沢めろん:東京都文京区:男36歳:昼頃起きる。いつもだと曇りの日は熟睡できるが、ここのところ眠っても悪夢ばかり。歯医者にいく日だったが、締め切り前で生活リズムがめちゃくちゃになってきたのでキャンセル。とりあえず原稿、原稿、原稿原稿原稿……ああ……まったく書けない。いやになってきたので昼飯を近所の中華屋でテイクアウトする。うまい。読書。囲碁。風呂。久しぶりに友人と電話。元気が出る。夕食は餃子、玄米、生野菜。疲れ目をやすめて寝る。2011年5月11日:柿崎俊道:東京都世田谷区:男35歳:朝6時に起床。翌週のスケジュールを決めるため、細々とメール。午前11時、電話で企画打ち合わせ。新しい商品案を進めることにする。13時30分、某所に飛び込み電話。企画の説明をし、急ぎ企画書を送る。検討してもらえるようでよかった。15時頃から数日前から考えていたコミPo!の新しいマンガをちょびちょびと進める。19時、冷蔵庫のあまった野菜とベーコンでコンソメスープを作る。うまい。20時、近所のスーパーへ夕食の買出し。道すがら、新しいマンガがどうも面白くない理由に気付く。面白いところを後出ししようとしているからだ。スープと買ってきたパンを口にしながら、自分が一番の見所だと思っている箇所をマンガの1ページ目に持ってくる。我ながら一気に面白くなる。また今日もひとつ、マンガスキルが上がってしまった。2011年5月11日:中村隆之:東京都国立市:男43歳:終日雨。前日深夜まで作業して、睡眠時間が短かったせいか朝からひどい頭痛。仕事が沢山たまっていて、朝からメール、チャット、そして曲のチェック、修正と大忙し。頭痛もあって、昼食はとらず、午後は打ち合わせに銀座まで移動した。14時46分は電車の中で通り過ぎた。世間はいたって平穏に見える。私も平穏。打ち合わせの帰りがけ山野楽器によって、ギターをウィンドショッピング。頭痛はますますひどくなって、会社に戻ってもしばらく仕事ができなかった。夜になって少し改善。dommuneで山本政志監督の番組を見ながら仕事続行。11時前、帰宅。珍しく妻が近くまで車で迎えに来てくれた。早めに就寝。2011年5月11日:朝倉かすみ:東京都豊島区:女50歳:自宅。朝5時に起きて、仕事。お昼すぎ、郵便局にいく。親に(遅い)母の日と(早い)父の日のおこづかいを振り込もうとしたのだが、銀行の通帳しか持っていなかったため、できなかった。親は、3月に上京する予定だった。母は荷造りをすませていたし、脳梗塞をわずらった父は歩く練習をしていた。延期になってしまい、かわいそうだった。おこづかい、明日、忘れずに振り込むこと。夕方、某新聞社の取材を受ける。お題は「作家になるための文章修業」。いっぱしの顔をして答えたが、「それ」をやっているときには「修業」とは思わなかった。好きでやっていただけだ。サン牧のレベルは現在67。2011年5月11日:小長谷久子:東京都世田谷区:女23歳:今日もいつものように出社。天気は雨。出社早々、ラジオで雨の歌が流れていたから、頭の中で雨の歌が流れ続けていた。もうだいぶ余震は少なくなったのか、気付きにくくなっただけなのか…隣の建物の工事で時折、床が揺れる。twitterも時々原発のことが流れてくるくらいで、以前のようにどうでもいいようなことが呟かれる。変わったことと言えば、きちんとニュースをチェックするようになったことぐらいか。そういえば、浜岡原発が停止するらしい。廃炉ではなく。地元に近いのでとても気になる。2011年5月11日:安田理央:東京都練馬区:男43歳:地震で剥がれた仕事場キッチンのタイル修理が今頃来る。AV「B級素人初撮り041ダディ、ゴメンなさい」レビュー原稿。目黒で平野勝之の新作「監督失格」試写。痺れる。青森から上京中の吹田やサチエさんなどと高円寺のバーミーで飲む。中野経由でバスで帰宅。残りのハンバーグなどで軽く飲み直し。2011年5月11日:下司智津惠:神奈川県川崎市:女性:43歳:派遣先の仕事で、朝から取材で亀戸へに向かう。電車が止まることもなく、時刻表通りに到着。取材後、別の取材で有楽町へ移動。担当者と待ち合わせて、赤坂へ。ランチにパッタイ。1200円。かなり雨が強い。帰りの赤坂駅では、一部の階段の灯りがほとんどなく、とても暗いところも。派遣先で、来週フロアを閉鎖して節電効果を確かめる予定があると言われる。雨の中、買い物して30分歩いて帰宅。途中、地元のケーキ屋で、サブレ・フロマージュを買った。夕飯はおつまみとビール。子供から、学童の先生のお母さんが亡くなったと聞く。同じ学童のママからお香典についてメールあり。宴会で飲んで帰ってきた夫に相談、もめた。2011年5月11日:星野和一:東京墨田区:男31歳:出勤前、団長を務めるアマチュア合唱団の演奏会のパンフを書く。冒頭の団長挨拶にも震災に関するコメントを、と言われたので、お見舞い文を一行と、節電等で練習施設が借りられなかった話などを書く。自分でこういった文章を公に書くのが初めてで、なんだか文章が浮ついて他人ごとに見える。PCで録音した一週間分のラジオ番組をiPhone4に移す。震災以前は出来ていたradikoのストリーム録音が出来なくなって、だいぶ作業工程が増えて不便だ。アニスパと重なってるタマフルがずっと聴けてない。録音を聴きながら編集部へ。一日早く配達された週刊少年チャンピオンを読む。バキ世界では地震は範馬勇次郎が起こしたことになっていた。2011年5月11日:藤山京子:東京中央区:女26歳:通常通り朝9時に出勤。パソコンを立ち上げて商談用の資料を作成する。隣の席の同僚が話しかけてくる。「毎月11日に大きい地震が来るし、今日も来るかもね」「最近余震が少ないからどうかな」雑談していると取引先から電話がきた。商品を多めに発注したいという内容。工場が被災して生産が安定していないことを伝える。「ほかのメーカーはそろそろ安定してきてるんだけど…」そう言われてもと思ったが丁重に謝った。2011年5月11日:渡邊宏美:東京都港区:女性33歳:東京は最高気温28度の予想。湿気が高く汗ばむ陽気。夕方からは小雨。TシャツやYシャツ姿を多くみかける。女性の足元はトレンカやストッキング、素足にサンダルの人もいた。ニュースでは福島原発の警戒区域に指定されている人たちの一時帰宅の様子が報道された。滞在時間は2時間。一枚のビニール袋にアルバムをいれている人が多い。自宅の耐震診断を受ける人が今までの4倍に増えたというニュースも耳にした。ACのCMが極端に減った。書店には震災の様子を綴った本が並ぶ。その横には心が弱ったときに読むと力が沸いてきそうな名言集のような本が積まれている。オフィスビル内のコンビニにはビールが冷やされていた。タバコは相変わらず銘柄が絞られている。2011年5月11日:浦高晃:千葉県船橋市:男34歳:深夜未明に激しい嘔吐感。トイレにげろりんちょ。晩飯からは数時間。食中毒か? まな板の除菌があまかった? ドクダミ茶で水分補給して寝直す。朝方に緊急地震速報のチャイムで目覚めるも異常なし、起きたらわりとスッキリ。じゃがいもの芽があやしい。それともストレスか。 午後アルバイト。雨だったけど、珍しく家にいたルームメイトに車で送ってもらって解決。5月の練習初回。連休中に動物園や水族館に出かけた子の土産話等。ハワイで真っ黒になってきた子アリ。最近の悩みが運動会のピラミッドで一番したになった事だって! メール数件。下読とテープ起こし依頼来た。夜はご飯炊くのに失敗。2011年5月11日:田中モトヒロ:東京都世田谷区:男27歳:朝5時40分、腹痛で目が覚めてトイレに駆け込む。連休中のネパール旅行でかかった腸炎が治らない。今日は熱も出たので、朝8時半、上司に連絡して1日休みをもらい、二度寝。起きても横になったまま読書し、頭が疲れたらiPhoneを取り出してネットを見ているうちに再び眠ってしまう。目がさめたのは4時前。ツイッターをさかのぼるのは諦め、mixiボイスをチェックすると、14時46分にマイミクで黙祷を捧げていたのは1人だけ。先月11日は10人以上いたけど、だいぶ減った。2011年5月11日:飯田和敏:東京新宿区:男42歳:「nagi」のiPhone版がリリースされた。新宿の様々な場所に持ち歩きプレイしてみた。やはり歌舞伎町あたりが断然におもしろかった。iPhone版では液晶画面をタップするとエフェクトがきれる。マイクが拾っている音、つまりiPhoneが飲み込んでいる音がダイレクトに聞こえる。それは自分の耳で聞いているものと結構違う。1年半かけて作ってきたゲームソフトが今月いよいよ期日をむかえる。震災で一度作業が中断し、動きが鈍くなっていたがここへ来て怒濤のクオリティアップ!仲間の士気が非常に高い。僕はすごいゲームを作っているかもしれないという予感のなか軽い躁状態で、もう何日も寝ていない。休んでいない。体はつかれきっている。2011年5月11日:加藤敦太:愛知県愛知郡:男23歳:起きて、シャワーを使う。半そでにしようか、でも外に出たらみっともないような、と迷う。結局、薄手の長そでをまくって暮らす。猫の毛が舞っていて、目と口に入った。手にもついていて、なかなか取れない。手を洗うとタオルにもついていた。ウェットティッシュでごまかす。仕事。マウスがべとつく。べとついてトレースが上手くできなかった。午後、ものすごい睡魔に襲われ、すこし昼寝することに。朝のまんま、猫が寝ていた。ただし伸びていた。「中」の扇風機を点けて眠る。二時間くらいで止めて、川上弘美の『真鶴』を読む。感触が気になってカバーを外して読む。夜、竹の子ごはんを炊く。処理が遅かったせいか、えぐさを感じた。2011年5月11日:三浦天紗子:東京新宿区:女47歳:自宅。仕事場の窓から激しく降り続けている雨を見ている。午前中にyoutubeでフォトジャーナリストの広河隆一さんのチェルノブイリのレポ(http://www.youtube.com/watch?v=tWWICnIQE9k)を見て動揺する。気は重いが、ここ1ヶ月ほどと同じようにパソコンに向かって文章を書きつけている。夕方、バスに乗って夫の会社の近くへ。バスの窓からなおも降り続けている雨を見て、きっと放射能が含まれているんだろう。雨を見ると、最近はいつもそう考えてしまう。一緒にコーヒーを飲んだ喫茶店に私だけ居残って、本や資料の続きを読む。8時少し前に帰途につき、夕食を作った。2011年5月11日:近藤英明:埼玉県さいたま市:男45歳:部屋の掃除を頼んでいたシルバー人材センターの人から電話。雨じゃない日にした方が、洗濯物とかするのにいいですよ、と。土曜日が晴れらしいので、その日にしてもらう。仕事の参考用に米光氏の『自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法』を読む。ヤラセみたいだが、本当だから仕方がない。夜からは、Android開発の講習会に行く。渋谷近辺。絶対領域の可愛い女の子が多い。オヤジ丸出しの感性だが、本当だから仕方がない。それともこれは誰かが俺のために開発してくれたAR技術か何かか? 雨降りだと放射能雨を連想するから、まだまだ原発のことが意識の中には強くあると思える。2011年5月11日:千野帽子:京都市中京区―兵庫県西宮市:7時起床。雨。NHK出版福田さん、堀本裕樹さん、米光一成さん、長嶋有さんにメール。ご飯を炊き、苺をハンドミキサーでジュースに。愛妻弁当を持って出勤。午前から午後にかけて1年生と2年生のフランス語の授業。京都新聞から連絡。ミステリマガジン連載ゲラチェック。角田光代『夜をゆく飛行機』中公文庫版の新帯デザインが送られてくる。夕方の会議のあと、同僚たちと打ち合わせ会食(こういう形式の会食は年に1度くらい)。帰りの電車で寝落ちる。帰宅後、燃えるゴミを纏め、洗濯機をセットし、学生の課題(百讀)6本をチェック。ブース『フィクションの修辞学』、あとちょっとで読み終わる。2011年5月11日:島影真奈美:東京新宿区:女37歳:連載案件のネタ出しと原稿。待っていたアポも確定し、一安心。先週末の宮崎牛BBQで配るはずだった「電書しおり」の編集作業にとりかかる。イラストレーターを使って、文字と写真を切ったり貼ったり。「縦中横」を選択できるタブが見つからず、右往左往。フォントをちょっと変更するだけで、本文の改行位置がずれる。夕飯は近所の定食屋でポークピカタ×エビクリームコロッケ。傘をささずに行ったら、「これ持っていって」と定食屋のおかあさんに傘を渡される。深夜ようやく電書しおり「うつわ編」が完成。ブログに写真を追加しつつ、公開。2011年5月11日:katsumaki:東京都港区:女26歳:朝8時、猫に起こされゴハンをあげる。生きた海老をもらったので早速それを刺身とパスタにする。食事の後は仕事。先日もらったリテイクを終える。午後になって宅配便が届いた。外はたくさん雨が降っていて部屋の中は湿度が高く、ベタついていて猫たちも暑そうに床で伸びていた。猫の抜け毛が多い季節なので、しっかりブラッシング。夕方、スカイプでミーティングをしながら身支度をして、外出。外は強い雨のせいかあまり人が歩いていなかった。2011年5月11日:木村裕之:東京都渋谷区:男30歳:4月に異動してから仕事が忙しい。その中で今週オフィスが渋谷へ引っ越し、更に忙しくなる。朝5時に起床するが結局疲れて7時15分まで二度寝した。地下鉄での通勤も初めてだが、JRに比べて人が少なく、また駅は暗いので朝か夜かよくわからない。オフィスは昨日無理して節電していたが5月とは思えない暑さになったため昼から冷房が入っていた。ニュースを見ると先週末から原発から黒煙が上がった、熱が下がらないなどの情報が入り、非常事態が続いていることを実感。夜は久しぶりに前部署に残った荷物を片付に行く。前部署は全社の節電命令を無視し震災前と同じように多くの人が深夜まで働いていた。2011年5月11日:唐木厚:東京都文京区:男46歳:出社後、社内の会議。続いて社内での事務処理。夕方から現在進めている新規事業の打合わせ。今日は通常より早めの帰宅。8時には家について食事。その後は、読書。いつの間にかソファで眠っていた。2011年5月11日:小林央:東京都港区:女30歳:打ち合わせのため9時10分にJR新橋駅に着く。烏森口はエスカレーターが上下とも作動していて、構内も電気が付いていた。向かった先は北海道の食材を扱う飲食店の本部で、常務に会うのは地震以来だった。ある程度内容をつめた後、地震の話題に。取引先などの被害はなかったという。話題が膨らんだため、「福島出身で」と伝えてみる。「あぁ。そう」と、急に常務の表情が変わった。眉間にしわが出来て、目尻が下がり、悲しそうな目で私を見る。「みんなは無事だったの?」と聞くので、いつものように「はい。内陸部の郡山市なので被害はそれほどでもなかったですが、会津にいる祖母が農家で、風評被害を受けているようです」と答える。2011年5月11日:佐藤福子:静岡県沼津市:女33歳:水曜日なのでお店休み。10時頃起きた。日課の地震チェック。静岡県はなし。ショップカードのイラスト完成のメールを受け、紙と枚数を決めて発注。昨日から痛い右足首がやっぱり痛い。捻挫かな、病院かなと思うもものすごい雨なので行く気がしない。動画やビデオ、テレビを見たりアプリで遊んでるうちに夜になる。食事の時くらいニュースにしてと母に言われるが、避難区域の牛など、動物のニュースが可哀想すぎて、テレビのニュースそのものが見られない。すぐにチャンネルを変えた。

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0411text公開

こどものもうそうblogにて公開中の「0311txt」に参加しています。

・0311txtとは?
毎月11日の出来事を(自分を観察する)観察日記のように書く試みです。
2011年3月11日をスタートとして1年間続けていきます。
プロジェクト概要を米光一成がskypeとfacebookで発表し、賛同者がメールで送ってくれたテキストをまとめたものです。以下引用。

■0411テキスト公開です。
0411text ePub版
0411text PDF版
テキスト版は、この下にあります(下の「続きを読む >>」をクリック)

PConline「iPadで読む今週のお勧めコンテンツ第17回」で「0311text」が紹介されています。ていねいな分析の記事です。

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0311textの複製、配布、引用は自由です。
記名テキストなので改変は不可とします。
出所として以下のURLを読者が参照できるように明示してください。
こどものもうそうblog:0311text
http://blog.lv99.com/?eid=1081543

0411text
2011年4月11日:米光一成:東京豊島区:男46歳:つつましやかな近所の花見でひさしぶりにはしゃいでしまい目覚ましをかけず寝てしまって寝坊。会議をすっぽかしてしまう。謝罪の電話。夕方、仕事でもらったチケットで映画へ。到着した駅を出ると少し雨。折り畳み傘を買う。47席の小さい劇場。上映中に揺れる。けっこう揺れるが誰も立たない。両隣の人と揺れたねって小声で。劇場を出て(雨は止んでた)あれこれ雑談。「ブレードランナーの世界にはならないね」って言ったけど何きっかけで言ったかは忘れた。近所のカフェにひさしぶりに寄ってビールとトリッパ。2011年4月11日:小熊直人:東京文京区:男33歳:14時46分。Twitterのタイムライン上に「黙祷」の文字が並ぶ。「自分も黙祷しよう」と思うものの、仕事の電話がかかってきて気がつけば15時。東京や経済は日常に戻りつつあるのかも…そんな淡い期待も、17時過ぎから断続的に起こる大きな余震で吹き飛んでしまう。311の本震でヒビが入った郡山の実家は大丈夫か? 明日手術を受ける父親、オペ中に地震が起きたら? 土砂降りの雨もあってだいぶ気分が落ちてしまったが、郡山にいる友人から「結婚する」との報告を受けたことを思い出し、ちょっと持ち直す。「こんなときだからこそ家族を増やそうと決意した」という友人の話に、久々に『未来』を感じた。2011年4月11日:深川岳志:東京杉並区:男51歳:朝、キッチンを片付け、チーズトーストを食べる。スーパーでパンも牛乳もふつうに手に入る。自宅仕事。14時46分、黙祷。17時16分、大きな揺れが来た。その後も小刻みに揺れが来る。椅子にあぐらをかいたまま逃げるべきかどうか見計らう。外は雨と雷。結局、仕事を続ける。PConlineで連載している「iPadで読む今週のお薦めコンテンツ」に311textProjcetのことを書く。田中理恵子「平成幸福論ノート」、読了。晩飯。垂水の親戚が送ってくれたいかなごの釘煮を食べる。テレビで被災地のいちご農家の苦悩をみる。skypeで5月に予定されている電書関係のイベントの打ち合わせ。コンコンとノックの音。息子がPockyのストロベリー味をくれた。2011年4月11日:長崎友絵:東京板橋区・新宿区:女31歳:板橋区の自宅から新宿区の会社まで、昨日買ったばかりの自転車で走る。9.5km、40分。6時台の明治通りは車が少なく走りやすい。神田川岸の桜が満開で、一瞬みとれた。淡々と季節は巡る。昼食は自作のサンドイッチ。20代女性2人との話題は昨日の都知事選と、高円寺での反原発デモ。選挙速報開始と同時に出た当確については「あれは萎えた」というのが共通見解だった。夕方、震度4の余震。雑誌の在庫棚と窓ガラスから離れるようスタッフに声をかけた。雨のため、自転車を断念して電車で帰宅。道中、Twitterで鷺沢萠の命日であったことを知る。帰宅後、夕飯の仕度。震災以来、土鍋炊飯が習慣となった。今日も上々の炊き上がりに満足。2011年4月11日:高島知子:東京世田谷区:女33歳:外出する予定がない一日。きょうのわんこをその時間だけうとうとして見逃す。お昼のインスタント坦々麺用に肉味噌をつくる。午後PCでテレビを流しながら許諾とりなどの作業、富山大学の先生とやりとり。突然のどしゃ降り。震災を受けて立ち上がったエールアートプロジェクトのレポートを書き、昨日知り合った女の子へメール。夕飯をさぼってサイゼリヤへ、夜は冷え込む。2011年4月11日(月)朝比奈綾:静岡県静岡市葵区:女38歳:ラナンキュラスの水を替えパソコンをたち上げる。わたしのタイムラインでは昨日の石原慎太郎再選を嘆く声がめだつ。朝、ツイッタ―を確認するのとテレビをつけるのが習慣になった。CDがみあたらないのでiTunesで斉藤和義を2曲ダウンロード、そのあとしばらくしごと。外にでると桜が散っている。花びらが陽の光に反射している。いいお天気。暖かい。14時46分黙祷。夕方、マンションの地震予報機が鳴る。また独りのとき。かすかだけど長い横揺れ。部屋が揺れているのか心臓がドキドキしてるのか、とっさに判断がつかない。急いでテレビをつける。今夜の映画は中止。1カ月、パソコンで動画をよくみた。体重は2キロ増えた。2011年4月11日:松永肇一:三軒茶屋:男51歳:会社に来る途中にあるコンビニに入ると電池が復活していた。会社のエレベータは使わない。会社で脱いだ上着を自分の椅子にかけて、すぐ着られるようにしてる。お昼ごはんに遠出をせず、出勤時に買ったものを食べてる。Twitterの画面を常時ひらきっぱなしにしている。トイレに立つときもiPhoneは必ず持っている。各地の放射線量をグラフ化したサイトを見てる。地震情報のサイトで規模と回数と震源を確認してる。東京電力の電力消費量を取得するツールを作ったけど使い道がない。ここまで書いたら余震がきて、ビルがギシギシと音をたてて揺れたので帰る。塾にいった息子を奥さんが車で迎えに行くというので、ついでに駅に寄ってもらって一緒に帰宅した。2011年4月11日:小嶋智:神奈川県横浜市→東京都杉並区:男40歳:暖かい朝で、通勤中の電車ですこし汗ばんだ。春が来た。今日は会議ばかりの日だが午後2時台はあいていた。2時46分から自席でしばらく黙祷する。3月11日もここにこうやって座っていたことを思い出す。twitterのタイムラインに黙祷のツイートが流れる。「twitterで黙祷を促された」といっているひとがいる。促すものではないだろうと思う。午後3時からまた会議。2時間半ほどたった頃に、揺れ始めた。大きめの余震、19階はゆっくりと横揺れする。少し酔う。午後6時過ぎ、電車の運行状況を確認し帰途につく。横浜は晴れていたが、杉並の自宅最寄り駅では雨が強く降っていた。セブンイレブンで傘を買って帰宅した。2011年4月11日:海猫沢めろん:東京都文京区:男36歳:昼から家でラーメンを食べてバイクのメンテナンス。図書館へ行ってからスーパーで買い物。風呂。わりと大きな地震が来て風呂がゆれる。本棚が不安だがだいじょうぶだった。夕食は唐揚げ。『すばる』の編集さんに『アニマルズ・ピープル』の書評原稿修正して送る。ちなみに本書はインドの汚染事故を下敷きにした小説なのだが、「それ以前」と「それ以後」に分けてしまうような出来事についての物語、という意味ではタイムリー。でも書評ではそういった部分には触れなかった。先日、文化系トークラジオLifeを聞いていて「それでも日常を維持することの強さ」(大意)について話していたのを思い出す。どちらかというと自分も日常を維持する方向。連載原稿すすめる。このテキストを書きながら、もう一ヵ月なのかと思う。花粉のクスリを飲んで寝る。2011年4月11日:柿崎俊道:東京都新宿区:男35歳:夕方に大きな余震。仕事が手につかない。18時、とある芸能プロダクションに呼ばれ、打ち合わせへ。二子玉川駅で田園都市線が渋谷で車両事故とのことで30分、止まる。イヤになって帰ろうとするも、大井町線も溝の口駅で人が溢れかえった影響で、止まっている。八方塞がり。前日に都知事選が終わり、石原慎太郎に決まった。彼は「日本のために東京が貧乏になったっていいじゃないか」といったが、貧乏とはこういうことかもしれない。日本の高い生活レベルを維持したあらゆるインフラが劣化する。公共交通機関はいい加減になり、仕事から速さ・正確さが消える。夜は暗くなり、犯罪率が上昇する。安全な空気と水は貧乏人には手が届かなくなる。つまり、東京は世界標準の街になる。と考えたところで、田園都市線が動き出した。2011年4月11日:中村隆之:東京都国立市:男43歳:朝、国立大学通りの桜が見事にきれい。人通りも少なく、思わずカメラをもって写真をとる。カフェのテラス席は桜が舞い大変気持ちがいい。昼頃から打ち合わせ先へ。お台場にあるその施設は震災のため、閉鎖され復旧工事が続いていた。打ち合わせの最中午後2時46分、場内放送と共に黙祷。車で会社に戻る途中、車中で大きな余震。しかし意外に車の中の揺れは恐怖心が薄い。その後も体感する余震があったが、みんな意外に落ち着いている。深夜11時過ぎに自転車で帰宅、雨は小降り、風も冷たく、街は暗い。2011年4月11日:朝倉かすみ:東京都豊島区:女50歳:自宅。取材のため受けている某講座に行く予定だったのだが、持ち物をひとつ用意し忘れていたことに気づき、欠席。終日家で仕事。途中なんどか携帯の緊急地震速報が鳴り、なんどかはっきりとした余震があり、そのたびテレビをつける。仕事中にのむミルクコーヒーにいれる大好きな牛乳「那須のおいしい低脂肪乳」が入手できず残念した。なるべく早い時間に買いに行かなければ売り切れると知っていたのに。サンシャイン牧場はレベル63に到達。今回、クエストはやらなかった。2011年4月11日:小長谷久子:東京都世田谷区:女23歳:14時46分、あれから一ヶ月。何か変わったかというと、たぶん何も変わっていない。いつもと同じように、仕事をこなす。昼過ぎ頃、大きめの揺れを感じたその時、トイレの中にいた。一瞬ひやりとする。とりあえず落ち着け、と自分に言い聞かせ、ちゃんと手を洗って外に出る。皆、表に出ようとしていたので、とりあえず着いて行った。外は雨。一ヶ月経っても、現地はまだ復興どころではなく、事態の収拾はついていない。色々な情報を得て、考えた結果「今できること」ではなく、決して忘れずに長い目で見守っていこうと、この一ヶ月で決意した。2011年4月11日:安田理央:練馬区:男43歳:いつもより早めの9時半頃に事務所へ。11時、某携帯サイトT氏打ち合わせ。昼は棒棒鶏弁当。小説一本、コラム一本アップ。17時、飯田橋のAVメーカーで新人女優取材。インタビュー中に大きな地震。中野からバスで帰宅。録画してあった「ブラタモリ渋谷」見ながらマグロのカマ焼きなどで晩酌。英国サイケのオムニバス聴きながら「今日の猫村さん」5巻など読む。缶ビール、缶チューハイ、フォアローゼスをロックで2杯。12時頃就寝。2011年4月11日:下司智津惠:神奈川県川崎市:女43歳:先週から週に数回通っている仕事先に向かう。停止信号や列車間隔の調整で、たびたび停車。仕事先の最寄り駅では、液状化で出た水を吸い上げていたポンプが撤去されていた。ネットワークやプリンタの設定に時間をとられ、作業が進まないまま17時に退社。有楽町線に乗ってすぐに停車。緊急地震速報を受信したとのアナウンス後、隣の人の携帯から、聞き覚えのある緊急地震速報の音がし、まもなく揺れが来た。車内は静かなまま、数分後に、隣の駅まで運行すると動き出したが、駅についてすぐに運行再開。乗り換え駅で東横線を待っていたら、通勤快速を運転していた。帰宅にいつもより30分余計に時間がかかった。晩御飯はオムライスを作った。2011年4月11日:星野和一:東京都千代田区:男31歳:先輩編集者と二人、雑誌の新連載の監修者に会いに、夕方、神保町から巣鴨へ。今後の仕事について相談している最中にiPhoneの「ゆれくる」が鳴る。福島県浜通りで震度6弱との速報。10秒ほどで予告通り揺れ始める。既に皆「大地震だヤバい」という危機感は無い。仕事の話は中断し、「地震の時は何してました?」と雑談に。先輩は「漫画の取材で東京電力にいた」という鉄板ネタを笑いながら披露。相手は笑うわけでも引くわけでもなく興味深い顔で聞いていた。打ち合わせが終わり先方が帰ると、先輩が「地下鉄が止まってる」と言うのでタクシーで帰社。その後、ネットで赤い羽根災害ボランティア・NPO活動サポート募金を知り、ツイート。2011年4月11日:藤山京子:神奈川県町田:女26歳:取引先のスーパーにサンプルを渡しにいくため、小田急線に乗る。車内は節電で電気が消されて薄暗い。目的地につくまで隣の席の人がずっと地震の話をしている。商談ではバイヤーに「とりあえず売り場に置けるものなら何でもいいから持ってきて!」と頼まれる。先月までとの違いに改めて非常事態を実感する。相手先を出た直後、また地震。だいぶ大きい。震源地は福島という地震速報が入る。もしかしたら日本は滅亡するのではないだろうか、と思う。2011年4月11日:渡邊宏美:東京都港区:女性33歳:地震で目が覚めた。会社に届いたAERAの見出しは『東電「解体計画」』だった。震災を機に週刊誌の見出しが気になる。石原都知事が4選を決めた。節電対策の具体例として自動販売機の停止を挙げていたことが耳に残り、災害時用の自販機が気になる。ツイッターでは14時46分ぐらいから「黙祷」の文字が並ぶ。16時30分、空は暗く雨が降っている。一ヶ月前の今日雨が降っていたら徒歩で帰宅した人はどれくらいいただろう。17時16分頃再び大きな揺れを感じる。ツイッターには「ゆれる」「ながい」「でかっ」こんな文字が続いた。ヒールの靴しかない。傘もない。家に戻りペットボトルにためていた水道水の入れ替えをした。2011年4月11日:浦高晃:千葉県船橋市:男34歳:午前5時前悪夢の目覚め。不安、主に金銭的な意味で、親に無心したお金でカード会社の催促に応える…。出身校に頼んでいた成績証明書その他の送付願、三通目から送料が90円になるのであと10円送れと木で鼻をくくったようなメール、お前が電話口で80円って言ったんだよ! 取り急ぎ二通だけ送れという。児童のクラスで更衣室でケンカ、両成敗。殴った方があとを引きずってベソベソ。おとなになれ! レッスン中に余震、5分ほど様子を見た後レッスン再開。あとは以上なし、バスで帰る。イカ娘とおお振りの新刊を買ってしまう。おとなになれ! ポケモンのプレイ時間がカンスト。お(略)2011年4月11日:加藤敦太:愛知県愛知郡:男23歳:頼んでいた『小鳩豆楽』が届く。思っていたより甘みが薄く、きな粉の味が強い。『二人静』よりも大きくて、『二人静』よりも硬い。鎌倉の位置が分からなくなる。トイレに貼ってある地図を見ると、神奈川県にあった。何故か、きょうと・なら・かまくら、で憶えていたので驚く。午後は近所のスーパーへ買出しに。プライベートブランドの水500ml35円はあるのに、有名メーカーの水だけ品切れ。アルミボトルの炭酸水は手付かず。夜。バラエティ番組を観ていると、盛り上がりの瞬間にテロップで地震の速報が入った。先月取引した石巻の方からの返信はまだ来ない。2011年4月11日:近藤英明:埼玉県さいたま市:男45歳:今日も大き目の地震があった。自宅付近の天候は夜にかけて雨と風。昨日、近所の桜並木では、丁度桜が見ごろだったが、この風でだいぶ散るのでは。だが、風というと放射能放出の方向に注意が行く自分がいる。SPEEDIによる放射能の影響図は、アメリカでは発表されているというが、ネットでうまくたどりつけず。近くのスーパーではティシュやトイレットペーパーはぎっしりと補充されるようになった。しかし、まだ飲料水の棚は空が目立つ。なぜかカフェイン類の大型ペットボトルは売れ残りが多いようだ。スーパー内の電源も節約で暗い。日経平均は震災当日は10254円。今日は9719円だった。2011年4月11日:高須正和:東京豊島区:男36歳:自宅(豊島区)余震で目覚める しばらくニュースを確認後、取引先の会議へ向かう。(自転車で移動)午後に会社(東京都文京区)に出社。余震の影響はなく、通常通り業務をこなしていた。22時頃まで勤務して帰宅。帰り路でスーパーに寄るが、納豆などのいくつかの製品がいまだに入荷が乏しく、フルーツグラノーラなどは生産を中止しているようだった。2011年4月11日:千野帽子:京都市中京区:男46歳:洗濯物干して朝食準備。細君が猫を洗ってくれたので乾かすのを手伝う。マンション理事会出席後、明治屋に。高瀬川の桜が綺麗。ヨガスタジオで「アシタンガ」、他人の体の柔軟さに驚くが、私の体が固いだけだ。帰宅後、明日の弁当用に手羽元と白葱のオイスターソース煮、牛蒡と人参の塩金平を作る。玉子を茹でつつNHK出版にメール返信書いてたら、東日本で地震の報。Twitterやってない知人を心配したが、メールが来て一安心。ボロニェーゼと茹でグリーンアスパラで夕食。日経ビジネスアソシエのゲラPDFの今日マチ子さんの挿画に見とれる。校正は他にユリイカ角田光代さんインタヴュー、ミステリマガジン連載。サルトル『分別ざかり』読了。2011年4月11日katsumaki:東京都港区:女25歳:自宅。朝は7時過ぎの地震の揺れで目が覚めた。震災以来、今まで考えなかったことを考えるようになった。今日も原発、選挙、無関心、デモ、物事の主張の仕方について考えた。そうしているうちに大きな地震がきた。さらに小さな余震も。すっかり油断していたので驚いた。久々に地震酔いが復活して気持ち悪くなった。でも我が家の猫たちは確実に地震に慣れているようで、少々大きな揺れや連続した余震にもほとんど動じなくなった。18時すぎに外に出ると、今日も看板の照明が消えた暗い街。いつの間にか暗い都会の夜の風景にも慣れたみたいだ。2011年4月11日:東京都文京区:山田新:男41歳:会社:新聞で前日の高円寺の反原発デモのニュースを探すが見当たらない。ネットではかなり話題になっていたが、何故だろう?たしかに主張が見えにくく、ただ騒ぐだけのようなデモだったが。。会社へ。取引先との打ち合わせ中に大きな地震。すっかり余震に慣れてしまっている自分がいる。しかし、取引先の方、ご主人が警察官でいま福島にいるとのこと。いまこのときにも危機に直面している人もいるのだと改めて思う。帰宅後、音でも出してストレスを発散しなければフリークアウトしそう、ということで、友人とスタジオ入り。地震や原発のことで煮詰まった頭を少しすっきりさせる。2011年4月11日:木村裕之:東京都中央区銀座:男30歳:オフィスの5F。縦の揺れが始まった。今度の余震も大きく長い。女の子が騒ぎ始めた。自分も古いオフィスビルの5Fにいることでいつもより不安を感じた。しかし大きな地震にはこの一ヶ月慣れてしまったのであまり何も考えずに過ぎ去るのを待った。揺れが収まり、ヤフーの地震速報を見た。マグニチュード7.1、震度6弱。震源は福島県浜通り。福島第一原発がとても気になった。周囲にテレビはない。最近は携帯の地震速報からも連絡はない。外を見ると暗く雨が降っていた。2011年4月11日:唐木厚:東京都文京区:男46歳:震災から一ヶ月、はじめて新聞のトップが震災以外の記事になった。統一地方選。でも、平常時になってきたとはとても思えない。午前中は、会社で会議。夕方から、文学賞の授賞式に行く。選考委員のスピーチ中に突然、大きな揺れ。今回の余震は大きく、一分以上揺れが続いていたように感じた。深夜帰宅。コンビニに夜食を買いに行く。一時はすかすかだったコンビニの棚も、やっと充実してきた。でも、まだ2リットルサイズの水のペットボトルは見かけない。2011年4月11:佐藤福子:静岡県沼津市:女33歳:静岡県県議会選挙、沼津市の投票率の低さに愕然とする。予想通りの候補者が当選したからか、喫茶店のお客さんの話題は石原再選のほうが多い。さすがに常連さんたちの年齢層が高いだけあって、よかったわ、安心したわ、とか言っている。驚きと落胆を隠せない。その後はやはり震災から一ヶ月、早かったのか長かったのかわからないという話に。原発の話になると、廃炉にしなくちゃだめよ!と、さっき石原さんが再選してよかったわと言っていた人まで息巻いていた。夕方、揺れ。
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0311text

▼こどものもうそうblogにて

公開されている「0311text」に参加しています。

詳しくは米光さんのブログを参照。以下引用。

毎月11日の出来事を(自分を観察する)観察日記のように書く試みです。

2011年3月11日をスタートとして1年間続けていきます。
プロジェクト概要を米光一成がskypeとfacebookで発表し、賛同者がメールで送ってくれたテキストをまとめたものです。
ここからダウンロードできます(無料です)。

ePub版:iPhoneやiPad(iBooksなどのビュワーで読めます)
PDF版

0311textの複製、配布、引用は自由です。
記名テキストなので改変は不可とします。
出所として以下のURLを読者が参照できるように明示してください。
こどものもうそうblog:0311text
http://blog.lv99.com/?eid=1081543

2011年3月11日、62人のリポートです。

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