夏といえば稲川淳二! 略して稲J!
そんな稲Jが表紙のダヴィンチが発売中。今月のブックウォッチコーナーにてぼくのセレクトは……『ロックの美術館』、『アルビノを生きる』の二冊です。
ロックの美術館は、ロックのレコードジャケットをめぐる考察がぐるぐるリンクしていろいろな新しい世界へ導いてくれる非常に希有な論考。クロスビートに連載されていたものを元にしているそうですが、そういえばクロスビート長らく買ってないなあ……ロキノン派とクロスビート派のどっちだったかというと、ぼくは両方買っていたコウモリ野郎です。J・マスシスかJ・マスキスか、シンニード・オコナーなのかシネイド・オコナーなのか、そういうことにイデオロギーをゆさぶられるティーンエイジャーそれが俺という人間のすべてです。
さてアルビノを生きるのほうですが、表紙がとても強い本です。デビルメイクライ? ちがう! これはまじめにアルビノという困難な状況に直面したひとたちのドキュメントです。中2病の世界ではありふれすぎたアルビノですが、現実の世界ではかなり深刻な問題なのです。いままでアルビノの人に会ったことなかったけど、これを読むとマジでけっこう大変なんだな……と。ぜひよんでみてください。
そんなわけでまた来月!
あ、そうそう本つながりで思い出した。
往来堂さんで現在ブックフェアをやってますが、ここでもまた本を一冊おすすめしているのでぜひー。
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