月別アーカイブ: 2012年8月

土蔵第七回「楽観バイアス」

青春と読書

土蔵ももう七回。今回のテーマは「楽観バイアス」。
世の中の人は、だいたいが自分が平均よりちょっと上くらいだと認識するクセがある、というやつ。 あれが楽観バイアスです。人間の認識というのはいったいどうなっているのか? なにが正気でなにが狂っているのか、などについて考えています。
人間の認知のゆがみについては以下の本がわりとおもしろいです。

直観を科学する―その見えざるメカニズム 超常現象の科学 なぜ人は幽霊が見えるのか 脳はすすんでだまされたがる  マジックが解き明かす錯覚の不思議

『超常現象の科学』の巻末には超能力者になるための方法が書いてあるので、とても実用的でおすすめです。

リスクにあなたは騙される―「恐怖」を操る論理 専門家の予測はサルにも劣る

『リスクにあなたは騙される』は、わりと有名な本。社会的リスクと個人のリスクの確率なんかを考えたりしてます。

人間は結局は死ぬか生きるかの二択なのだ。
どんなときも、つねにいつも半分死んで半分生きているのです。

こどものときはそんなことを考える大ざっぱすぎる子供でした。

『青春と読書』 は毎月20日発売。定価:90円、お近くの書店のカウンターなどでお求め下さい。

[`evernote` not found]

感傷ベクトルに取材しました

クイック・ジャパン 103

 

クイック・ジャパン103号で「感傷ベクトル」さんのインタビュー記事を書かせていただきました。

感傷ベクトルとはなんぞや?
これを見れば話は早い。

[youtube]http://youtu.be/PYU1t2d9KVA[/youtube]

マンガと音楽を同時に創作する次世代ユニットです。インタビューしたところ、根っこにあるのはアニメ、ゲーム、マンガ、映画、00年代以降に氾濫したカルチャー。今のメインストリームであるニコ動との距離感がとてもおもしろくて、非常にぼくも共感を覚えるところがありました(世代はかなりちがうんだけどね)。


05_sentimental_s.jpg
音楽とマンガの2ジャンルを越境して表現活動をおこなう〝デジタルネイティブ世代の申し子”、それが感傷ベクトルだ。以前からオフィシャルサイトでマンガと音楽を連動させた作品『シアロア』を発表し、人気を集めていたが、この度そのコミックが集英社から、音楽がビクター・スピードスターレコーズから、発売されることとなった。そこで本誌では、この機会に、感傷ベクトルのメンバーに自己分析を依頼することにした。

クイック・ジャパン 103

 

各コンテンツ紹介

  • 103号紹介「指原莉乃」
  • 103号「前山田健一」
  • 103号「ももいろクローバーZ」
  • 103号紹介「joy」
  • 103号紹介「感傷ベクトル」
  • 103号紹介「たりないふたり~山里亮太と若林正恭~」
  • 103号紹介「対談 後藤まりこ×森山未來」
  • 103号紹介「ドラゴン青年団」
  • 103号紹介「SILLYTHING」

クイック・ジャパン vol.103(2012.08)
8月13日(月)発売 900円+税

クイック・ジャパン vol.103(2012.08) コンテンツ一覧

Contents
【FEATURES.1】
独占密着30日指原莉乃、博多へ。

◆第1部「 へたれ」じゃない。「へこたれ」ない人─6月下旬~7月中旬
◆スペシャルグラビア「A restart in HaKaTa」
◆第2 部 移籍から1ヵ月後に語られた本音 14,000 字インタビュー
◆第3 部 指原莉乃の未来を照らす3つの証言─ 7月下旬

【FEATURES.2】
ポップカルチャーとポップスを中継する新世代のプレイヤー/プロデューサー
前山田健一=ヒャダイン 徹底解剖
◆論考 80年代生まれが始める、次世代の娯楽
◆インタビュー前編 前山田健一が音楽家を志した理由
「9. 11 テロに遭って、初めて将来を考えた」
◆インタビュー後編 修業時代、ニコ動との出会い、そして現在
「 大声で叫んだもん勝ちだって、最近気付いた」
◆プロデュース&共同制作した6 組が語る前山田健一
◆7.11 Base Ball Bear TOUR 新呼吸 スペシャルゲスト出演密着レポート!
◆前山田健一が選んで語る カテゴリ別楽曲ビギナーズガイド
◆楽曲制作の秘密兵器 噂のヴォイスレコーダー聴かせてください

【FEATURES.3】
もいろクローバーZ
◆独占フォト「ももクロ夏のバカ騒ぎ Summer Dive 2012 Tour」
◆ツアー追跡ドキュメント~成長の記録~
◆ライブ打ち上げレポートin 博多

【REPORT】
◆joy 天田優子(Vo/G)
新たなる歌姫の肖像
◆感傷ベクトルをつくったものと、感傷ベクトルがつくったもの
◆amazarashi ×花沢健吾
◆『 たりないふたり~山里亮太と若林正恭~』
山里亮太と若林正恭があなたに教える「 たりない」流 現代サバイバル術
◆対談 後藤まりこ×森山未來
決別できなかった音楽という片割れ
◆『 ド ラゴン青年団』監督鼎談 上田 誠×三木孝浩×松居大悟
最注目監督たちが描いたファンタジー状態の日本
◆カクバリズム創立10周年 社長・角張渉の心意気。
◆SILLYTHING 成田大致 破天荒すぎる全野望激白!
◆『エウレカセブンAO 』2012年のリアルを語るロボットアニメ

【REGULARS】
◆石川直樹「 風の中へ」 第3回 2012.6.1- 7.31
◆九龍ジョー「 迷子都市徘徊日記」 第2回
◆中村 珍 「誰も懲りない~ありふれた家族百景~」 最終話
【COLUMN】
◆ムジナ
Ranking/Report/ Studies/ Interview/ Music
Comic/Movie/ Book/ Live/ etc.

【FROM EDITORS】
レターズ/バックナンバー/寄稿者紹介/編集後記

[`evernote` not found]

群像9月号に新作小説

群像 2012年 09月号 [雑誌]

群像の9月号に「モネと冥王星」という新作小説を書きました。
瀬戸内海のとある島で母親と暮らす中学生の少女、水原モネが出会ったふしぎな男との数日間。
文芸誌にまとまった小説を書くのは気づいたらけっこうひさしぶりで、自分でもうわあ……とビビりました。
100枚以上のものって、何年ぶりなんだろう(といいつつゲンロンで進行中の「ディスクロニアの鳩時計」のほうが長いんだけどね)。

世の中もいろいろあるんですが、個人的にもいろいろあって、まあ、そういういろいろが形になった作品です。

そういえば、いま、モネといえば、同じく印象派でくくられがちなドビュッシーにまつわる美術展が行われています。ブリヂストン美術館で10月までやっているのでぜひ。行ってから小説を読むとなんかいろいろと読み方が変わるかもしれません。
売店にあった曲が聴けるバッヂが気になった……買わなかったけど。やっぱ欲しいな……。
ドビュッシー自身が語る音声案内がオススメ。

■展覧会公式HP

[`evernote` not found]

ダ・ヴィンチ2012年09月号

 

ダ・ヴィンチ 2012年 09月号 [雑誌]

もう十年以上前、十二国記を読んだときの衝撃は忘れられない。その頃、ぼくはサラリーマンだったのだけれど、通勤電車で読むその小説のおもしろさに感動して続刊を買ってあっという間に読み終えてしまった。あれほど楽しい読書体験はなかなかない。

そんな十二国記が復刊ということで、ダ・ヴィンチでも小野不由美さん特集です。

で、今回のブックウォッチャーコーナーで選んだ二冊は、「ホーンズ」と「ゲームの流儀

ホーンズ 角 (小学館文庫) ゲームの流儀

ホーンズのほうはおなじみ、スティーブン・キングの息子さんですが、デビュー作『20世紀の幽霊たち』が傑作ぞろいですばらしかった。今回もかなり面白い作品です(ちなみにぼくの短編集『愛についての感じ』は20世紀の幽霊たちみたいなバリエーションの豊富な短編集がいいなあと思って作りました)。

で、もう一冊のほう はゲームクリエイターインタビューなんですが、ゲーム関係の本としてはこっちもとりあげたかった。

ファミコンの思い出 超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集

ピコピコ少年とかハイスコアガールとか、そういったマンガがヒットしたり、ファミコン好きが中年になってきたんだなあと、複雑な想いです……。

新刊じゃないけど、ゲーム関係だと、バーチャファイターに熱狂したあの季節を描いた大塚ギチのルポ「東京ヘッド」が非常に印象深い。というか、ぼくは上京してブラブラしてるときに、知り合いの編集者の紹介で「なんか似てるから気が合うんじゃね?」ってギチさんに会わせてもらっているんだけど、初対面で「ぜんっぜん似てネェから!俺おまえみたいにテキトーじゃねえから!俺おまえみたいなヤツ大嫌いなんだよ!一生小説なんか書けるわけない」と言われてムカついて五百枚の長編を書いたのが最初に終わらせた小説だったんだよなぁ。
そんな兄貴分であるギチさんが超ひさしぶりに書いた小説が、ついにインディーズで発売されるということなんだが、これがまたダライアスを扱った中年シューターの物語ってことで、シブすぎねえかこれ……。

logo_c.png
あとゲームに熱狂する人たちを扱った作品ということでは、佐藤大輔のカルト的作品「虚栄の掟」とか、詠坂雄二「インサート・コイン(ズ)」なんかもおもしろい。

東京ヘッド インサート・コイン(ズ) 虚栄の掟―ゲーム・デザイナー (幻冬舎ノベルス―幻冬舎推理叢書)

なんか同時代なんだなあと思うんだけど、地方にいた自分の体験としては全滅脳フューチャー!!!に書いたありさまです。

全滅脳フューチャー!!! (本人本)

また来月。

[`evernote` not found]