もう十年以上前、十二国記を読んだときの衝撃は忘れられない。その頃、ぼくはサラリーマンだったのだけれど、通勤電車で読むその小説のおもしろさに感動して続刊を買ってあっという間に読み終えてしまった。あれほど楽しい読書体験はなかなかない。
そんな十二国記が復刊ということで、ダ・ヴィンチでも小野不由美さん特集です。
で、今回のブックウォッチャーコーナーで選んだ二冊は、「ホーンズ」と「ゲームの流儀」
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ホーンズのほうはおなじみ、スティーブン・キングの息子さんですが、デビュー作『20世紀の幽霊たち』が傑作ぞろいですばらしかった。今回もかなり面白い作品です(ちなみにぼくの短編集『愛についての感じ』は20世紀の幽霊たちみたいなバリエーションの豊富な短編集がいいなあと思って作りました)。
で、もう一冊のほう はゲームクリエイターインタビューなんですが、ゲーム関係の本としてはこっちもとりあげたかった。
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ピコピコ少年とかハイスコアガールとか、そういったマンガがヒットしたり、ファミコン好きが中年になってきたんだなあと、複雑な想いです……。
新刊じゃないけど、ゲーム関係だと、バーチャファイターに熱狂したあの季節を描いた大塚ギチのルポ「東京ヘッド」が非常に印象深い。というか、ぼくは上京してブラブラしてるときに、知り合いの編集者の紹介で「なんか似てるから気が合うんじゃね?」ってギチさんに会わせてもらっているんだけど、初対面で「ぜんっぜん似てネェから!俺おまえみたいにテキトーじゃねえから!俺おまえみたいなヤツ大嫌いなんだよ!一生小説なんか書けるわけない」と言われてムカついて五百枚の長編を書いたのが最初に終わらせた小説だったんだよなぁ。
そんな兄貴分であるギチさんが超ひさしぶりに書いた小説が、ついにインディーズで発売されるということなんだが、これがまたダライアスを扱った中年シューターの物語ってことで、シブすぎねえかこれ……。

あとゲームに熱狂する人たちを扱った作品ということでは、佐藤大輔のカルト的作品「虚栄の掟」とか、詠坂雄二「インサート・コイン(ズ)」なんかもおもしろい。
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なんか同時代なんだなあと思うんだけど、地方にいた自分の体験としては全滅脳フューチャー!!!に書いたありさまです。
また来月。
![ダ・ヴィンチ 2012年 09月号 [雑誌]](../images/I/51A8aloG7tL._SL500_AA300_.jpg)







