▼「悪魔のいけにえ」関連映画鑑賞会!
ということで、バレンタインデーということで、滝本竜彦×海猫沢めろんが2007年に行った、映画「悪魔のいけにえ」のイベントのためにつくった「悪魔のいけにえ」関連作品+一言コメントをみんなに公開!当日映画館に来てくれた人だけに配られたものです。おめでとう!オマエラのもらったチョコレートはきっとこいつらの血液で出来ています!デリシャス!デンジャラス!D’ERLANGER!ファッキューーー!!!!日本人なら饅頭を食いなさいというのです!!
□女子高生チェーンソー
□監督: ジョン・ホフマン
□解説
車が故障し、近くのスクラップ工場で夜を明かすことになった女子高生たちを襲う恐怖を描いたホラー・コメディ。
□コメント
め「最初にこれですか」
滝「ダメそうなのから見ましょうよ。これ最後だとつらい」
――冒頭10分鑑賞
め「……もう、いいや」
滝「……早送りしていいですよね」
め「うん。あ! まって! いまチェーンソーが一瞬だけ写った!」
滝「本当だ……あれは確かにチェーンソーでしたね」
――ひたすら早送り。
――オチ。
め「どうでもいいけどオチがひどいね……」
滝「十秒間ほどチェーンソーの存在を確認できましたが、悪魔のいけにえとはなんの関係もない映画でした。少しエロかった。あと……」
滝&め「アメリカの女子高生は可愛くない!」
□悪魔のいけにえ2
□監督: トビー・フーパー
□解説
ラジオ局のDJが受けた1本のリクエスト電話は、途中から阿鼻叫喚の殺人シーンの中継となった!事件の捜査に乗り出したDJと、かつてチェーンソー殺人者に甥を殺された保安官は、ハイウェイの側に立つ古い遊園地に潜入する。だが、そこは人肉を料理して街で売る、狂気のチェーンソー殺人一家が支配する地獄だった!
□コメント
め「いやあおもしろいなあさいこうだなあ(棒読み)」
滝「これを見てると一作目の完成度が何かの間違いに思えてくる」
二人「…………」
滝「身に積まされる……しょせん一発屋は一発屋ということ? 僕とか……」
め「いやいや! コツコツやればなんとかなるよ! トビー・フーパーはこの後、スピルバーグと『ポルターガイスト』を撮ったりするわけだからね」
滝「おお。すごいですね!」
め「で、あと『スペースインベーダー』とか……」
滝「だめじゃん。やっぱり」
め「がんばればなんとかなる」
滝「そうですよね!」
悪魔のいけにえ~レジェンド・オブ・レザーフェイス~ [VHS]
□悪魔のいけにえ レジェンド・オブ・レザーフェイス
□監督:キム・ヘンケル
□解説
名作「悪魔のいけにえ」でトビー・フーパーと共同で脚本を書いたヘンケルが20年の時を経て発表した衝撃の初監督作品。ストーリー的にはオリジナルとほぼ同じとも言えるが、ラストに現代的解釈が用意されている。
□コメント
め「えー、ビデオ屋に3がなかったからとりあえず4作目です」
滝「……なんなんですかこれは。本気で意味が分からない。なんとチェーンソー事件は、人類の霊的進化を促すための壮大な実験だった!?」
め「すごい勢いでダメになってるね……」
滝「本物の電波臭がする」
め「このころってニューエイジ全盛だったのかな?」
滝「こういうの何作も観る映画ファンって本当に偉いですよね」
め「どうでもいいけどチェーンソーばっか見てると代々木公園とかで木を切りたくなってくるね」
□テキサス・チェーンソー
□監督:マーカス・ニスペル
□解説
夏休みの思い出のためにテキサスへドライブに行った5人の若者達が突然殺人鬼・レザーフェイスと遭遇し、執拗に追いまわされ想像を絶する恐怖へと巻き込まれていく。
□コメント
め「おもしろい」
滝「これはなかなかですね」
め「現代風にリメイクされてるとこが嫌いな人は嫌いだろうけど、これはけっこういいリメイクだと思います」
滝「問題はレザーフェイスより保安官役のリー・アーメイのが怖い」
め「これ素でやってるよね」
滝「そうなんですか?」
め「普段から『クビ切り落としてクソ流し込むぞ!』とか『タマ切り取ってグズの家系を絶ってやる!』とか言ってたじゃん。リー・アーメイ。演技じゃないよ。心がこもってるもん」
滝「フルメタルジャケットの見過ぎですよ……」
□テキサス・チェーンソー・ビギニング
□監督:ジョナサン・リーベスマン
□解説
映画史に輝く名作「悪魔のいけにえ」のリメイク「テキサス・チェーンソー」は全米第1位のヒットを記録!続く本作は「テキサス・チェーンソー」で描かれた事件の前に舞台を移し、殺人鬼レザーフェイスが生まれるまでを描く。前作でレザーフェイスを演じたアンドリュー・ブリニアースキーが今回も出演し殺人鬼を熱演。また、前作で異常な保安官ホイトを演じたベテラン俳優R・リー・アーメイが同じ役を怪演する。
□コメント
め「あ……寝てた」
滝「これけっこう怖いですよ。気持ち悪い」
め「やっぱリー・アーメイのキャラが死ぬほど立ってるね」
滝「でもオリジナルにあった特殊な輝きがない」
め「いまものすごい勢いでテキサスチェーンソーに詳しくなりつつあるよ、オレら」
滝「もはやチェーンソー博士ですね。この知識を使って僕らもレザーフェイスに!」
め「精肉場は時給安そうだからいやだな」
□ミシガン・チェーンキラー
□監督 マット・カンチュ
□解説
ミシガン州で起きた惨殺事件-生存者、1名。
大学生に心理学を教えるバレンは、研究に協力してくれた生徒たちを労うため、彼らに人里離れた離島のコテージを紹介する。一足遅れて島に到着したニコールたちは先発隊と合流するはずだったが、コテージにいたのは仮眠を取っていたというマークひとりだった。心配になった一行は捜索を開始するも、発見されたのは皮膚の一部と大量の血痕だけ。先発隊のほとんどは消息を絶ったままだった。帰りの船は翌朝まで来ない。凍てつくような森の奥深くで何が起こっているのか。生存者が次々と減ってゆく。
□コメント
め「ごめん、良く見たら、もはや<テキサス>でも<チェーンソー>でもなかった」
――オチ。
め「うわぁ……」
滝「夢オチなんて初めてみた。凄い度胸だ。感動した! また大切な僕の時間が無駄になった!」
め「原題『Silent Scream』って……どう考えてもスクリームの亜流なのになんでこんなタイトルなんだろ」
滝「なんにせよ、短い人生をこんな映画で無駄にしちゃいけないってことですよ。観賞会が終わったらみんなでビリーズ・ブートキャンプしましょうよ。このまえ買ったんですけど」
め「なにそれ?」
――DVDを取りだす滝本。
め「なにこのホモっぽい黒人……こいつと一緒にストレッチとかすんの? アメリカ映画でよくある場面みたいでやだなあ……」
滝「すぐに気にならなくなりますよ。自己啓発セミナーみたいなもんですから」
(この後、なぜか1時間くらい汗だくになりながらビリーと一緒に運動する二人)
め「爽快だ! 人間は生まれ変われる!」
滝「ビクトリー!」
□テキサス・チェーンキラー・ビギニング
□監督:グレン・ステファン
□解説
戦争から戻ったトレヴァーはヒッチハイクで放浪の旅に出る。テキサスのホーボーケンという地に辿りついたトレヴァー。しかし、彼を待ち受けていたのは迷い込んだ人間に拷問を加え、脱走者は容赦なく殺す農場主だった。テキサスで起こった実話を基に描かれたホラー作品。
□コメント
め「ごめん。また間違えてた。『チェーンソーキラー』じゃなく『チェーンキラー』だった」
滝「邦題考えた人、冴えてますね。人類の深い智慧を感じます。ていうか騙された! 許せない!」
――終了。
め「ビギニングなのにちゃんと終わってるね」
滝「なんかもうアメリカという国そのものが嫌いになってきた。映画そのものが嫌いになってきた。生きてることに疲れてきた」
め「とりあえず全部終わった……」
□□□□□終了後の感想□□□□□
め「黒沢清監督の著書の至る所に『トビー・フーパーは神!』的なことが書いてあるんで、なんとか頑張ってみたのですが、まだ修行が足りないらしい。心の底から虚無を感じてしまった」
滝「最初に観た女子高生チェーンソーが一番楽しかった。脳みそに入れないほうがいい映像をたっぷり吸収してしまった。もし僕が何か事件を起こしたら、それはこの観賞会のせいですから」






