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Lifeイベント「2014年上半期ブックトーク」

隔月で放送されているTBSラジオ「文化系トークラジオLife」。ぼくも出演していることでおなじみですが、今月、イベントが行われます。これは楽しみ!本についてのトークです。
番組前回のゲストでもあった若手の塚越くんがノリノリです!盛り上がってまいりました。ぼくも本についての話ということでいろいろと紹介したいと思います。上半期、面白い本ありましたからね。
以下、詳細です。

文化系トークラジオLifeトークイベント 「2014年上半期ブックトーク」

文化系トークラジオLifeの7月のイベントは、「2014年上半期ブックトーク」と題して、出演者が最近読んだオススメ本や注目本、さらには2014年上半期のベストセラー『嫌われる勇気』のような話題の本の読み解き方など、「本」をテーマに縦横無尽にトークを繰り広げていきます。
このブックトークは定期的に開催していくことを予定しており、毎回「旬の本」を持ち寄って、単なる紹介やレビューにとどまらない文化系ブックトークを積み重ねていくほか、様々なゲストも呼んでいこうと思います。
また来場者には、出演者のコメント付き「注目本リスト」も配布します。奮ってご参加ください!

日時:2014年7月21日(月)18:00~20:00(開場 17:30)
場所:新宿本店8階イベントスペース
参加費:1500円(当日、会場にてお支払いいただきます)
出演:速水健朗、斎藤哲也、常見陽平、海猫沢めろん、西森路代、塚越健司

ご予約:7月10日~
店頭およびお電話にてご予約を受け付けます。
※ご予約は新宿本店3Fカウンターにて受け付けます。
※3F直通電話番号03-3354-5703

定員:40名
※定員数に達しましたら受付を終了させていただきます

出演者紹介

hayamizu.jpgのサムネール画像のサムネール画像速水健朗(はやみず・けんろう)
1973年生まれ。フリーランスとして、雑誌や書籍の企画、編集、執筆などを行う。主な分野は、メディア論、消費社会論、都市論など。著書に『自分探しが止まらない』『ラーメンと愛国』『都市と消費とディズニーの夢』など。

saito.jpgのサムネール画像のサムネール画像斎藤哲也(さいとう・てつや)
1971年生まれ。フリーの編集者・ライター。人文思想系、社会科学系の編集・取材・構成を数多く手がける。編著に『読解 評論文キーワード』『使える新書』など。編集・構成に『現代思想入門』『国際貢献のウソ』(伊勢崎賢治著)など多数。

tsunemi.jpg常見陽平(つねみ・ようへい)
1974年生まれ。評論家。雇用・労働、キャリアなどをテーマに調査・研究、執筆、講演に没頭中。一橋大学大学院社会学研究科修士2年に在学中。著書に『普通に働け』『「意識高い系」という病』『僕たちはガンダムのジムである』など多数。

melon.jpgのサムネール画像海猫沢めろん(うみねこざわ・めろん)
1975年大阪生まれ。文筆家。デザイナー、ラジオドラマ脚本など、様々な職を経て、『左巻キ式ラストリゾート』にて小説家デビュー。著作に『愛についての感じ』『全滅脳フューチャー!!!』『ニコニコ時給800円』など。

nishimori.jpgのサムネール画像のサムネール画像西森路代(にしもり・みちよ)
1972年生まれ。OL、台湾アイドル雑誌編集やアジアがテーマのラジオ番組のディレクターを経てフリーランスに。日本をはじめ香港、台湾、韓国のエンターテインメント全般と女性について執筆中。著書に『K-POPがアジアを制覇する』『女子会2.0』(共著)など。

tsukagosi.jpg塚越健司(つかごし・けんじ)
1984年生。学習院大学非常勤講師。一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程在籍中。専攻は情報社会学、社会哲学。著書に『ハクティビズムとは何か』、共著に『日本人が知らないウィキリークス』『「統治」を創造する』など。

皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております!!


「ニコニコ時給800円」文庫になります

『ニコニコ時給800円』が集英社より文庫化されます。
発売日は7月18日の予定。
500円ちょいというお手軽な値段になっておりますので、この機会にぜひ読んでみてくださいー。
解説は山内マリコさんです!
表紙のデザインは単行本にひきつづき、クリハラタカシさん×名久井直子さんです。

現在予約受付中ですが、発売後にまたいろいろとお知らせします。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408745214X/puni-22/ref=nosim/

先月復刊した『左巻キ式ラストリゾート』がゼロ年代のおわりを象徴するメタセカイ系小説だとしたら、これはそのあとの10年代に起きたベタな社会へのシフトを意識した作品になっています。『零式』『全滅脳フューチャー!!!』『愛についての感じ』はそのあいだをつなぐような形で、内から外に向かっていくイメージ。
最近の『死にたくないんですけど』『頑張って生きるのが嫌なひとのための本』は、外から内側を再認識するような仕事。
現在cakesでやってる科学ルポの仕事とゲンロン通信の「ディスクロニアの鳩時計」は、それらをつなぐような形になればいいなあと。

まあ、こういう位置づけどなど所詮は後付の理論なので、あまり囚われずに気ままに進みたい。
ただ、読者を驚かせたり、斜め上の角度から攻撃したいとか、そういうのは常に変わらないと思います。

ではではまたー。


ダ・ヴィンチ2012年09月号

 

ダ・ヴィンチ 2012年 09月号 [雑誌]

もう十年以上前、十二国記を読んだときの衝撃は忘れられない。その頃、ぼくはサラリーマンだったのだけれど、通勤電車で読むその小説のおもしろさに感動して続刊を買ってあっという間に読み終えてしまった。あれほど楽しい読書体験はなかなかない。

そんな十二国記が復刊ということで、ダ・ヴィンチでも小野不由美さん特集です。

で、今回のブックウォッチャーコーナーで選んだ二冊は、「ホーンズ」と「ゲームの流儀

ホーンズ 角 (小学館文庫) ゲームの流儀

ホーンズのほうはおなじみ、スティーブン・キングの息子さんですが、デビュー作『20世紀の幽霊たち』が傑作ぞろいですばらしかった。今回もかなり面白い作品です(ちなみにぼくの短編集『愛についての感じ』は20世紀の幽霊たちみたいなバリエーションの豊富な短編集がいいなあと思って作りました)。

で、もう一冊のほう はゲームクリエイターインタビューなんですが、ゲーム関係の本としてはこっちもとりあげたかった。

ファミコンの思い出 超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集

ピコピコ少年とかハイスコアガールとか、そういったマンガがヒットしたり、ファミコン好きが中年になってきたんだなあと、複雑な想いです……。

新刊じゃないけど、ゲーム関係だと、バーチャファイターに熱狂したあの季節を描いた大塚ギチのルポ「東京ヘッド」が非常に印象深い。というか、ぼくは上京してブラブラしてるときに、知り合いの編集者の紹介で「なんか似てるから気が合うんじゃね?」ってギチさんに会わせてもらっているんだけど、初対面で「ぜんっぜん似てネェから!俺おまえみたいにテキトーじゃねえから!俺おまえみたいなヤツ大嫌いなんだよ!一生小説なんか書けるわけない」と言われてムカついて五百枚の長編を書いたのが最初に終わらせた小説だったんだよなぁ。
そんな兄貴分であるギチさんが超ひさしぶりに書いた小説が、ついにインディーズで発売されるということなんだが、これがまたダライアスを扱った中年シューターの物語ってことで、シブすぎねえかこれ……。

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あとゲームに熱狂する人たちを扱った作品ということでは、佐藤大輔のカルト的作品「虚栄の掟」とか、詠坂雄二「インサート・コイン(ズ)」なんかもおもしろい。

東京ヘッド インサート・コイン(ズ) 虚栄の掟―ゲーム・デザイナー (幻冬舎ノベルス―幻冬舎推理叢書)

なんか同時代なんだなあと思うんだけど、地方にいた自分の体験としては全滅脳フューチャー!!!に書いたありさまです。

全滅脳フューチャー!!! (本人本)

また来月。


野間文芸新人賞

この文章は予約投稿である。
11月7日の4時ごろ投稿される予定だ。

短編集『愛についての感じ』が野間文芸新人賞候補に選ばれました(装丁:名久井、装画:市川春子)。
最現時点でこれを書いているのは11月4日の俺なのだが。11月7日の俺は、自宅で野間文芸賞の選考結果を待っていることだろう。結果はどうにせよ、新聞やネットで俺の名前を見た情報弱者が、サーチエンジンで「海猫沢めろん」という名前をうろ覚えで入力し、「海老沢まろん」とか「猫沢メロン」とか「猫村さん」になっちゃってる最中だろう。
そんなふうに偶然ここにいらした皆様、ぜひ本を手にとって読んでみてください。

この本を愛してくださった読者の方々にありがとうを。

(追記:落ちた)